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心ない診察

2009.07.11 (Sat)

私が今読んでいるDrの本ですが、
「患者の身になる!」という事を書かれていました。
私達医療従事者には一番大事で基本になる事と思えます。
ところが私が診ている患者さんに、
「患者の身になっていない!」
としか考えられない診察、治療を受けた症例があります。
二つの症例を書きます。

(症例?)
ラグビーの練習でラックで横たわっている時、
味方に上から載られ負傷、
翌日に自宅近くの整形で診察を受ける、
X?P Checkで「骨に異常はない!」といわれる、
頑丈なサポーターを着けられ松葉杖を貸与される、
主治医いわく「今シーズンのプレーは無理だろう!」
数日後、私に診察を依頼され診察したところ、
膝蓋跳動(+)であるが、
ACL、PCL、MCL、内・外側半月板に異常は全く診られない、
ただ、LCLに圧痛がありその周りの筋肉にも圧痛があった、
私の見立てとしては外側支持機構の損傷、
MRIなどの精密検査の必要はなかった、
「今シーズンのプレーは無理!」という事も考えられない、
念のため、私の知り合いのDrにMRIでの診断を依頼、
診断は私の見立て通りであった、
その後、当院で治療をされ一ヶ月もしない間に現場復帰された。

(症例?)
「肩が痛い!」という選手ですが、
私が診察したところ肩関節外転時に運動痛が著明であり、
ドロップアームサインが(+)であった、
従って腱板損傷を疑った!
この時点でどの程度の損傷具合があるか?
必ずDrに診察を依頼して損傷具合を確認しておかなければならない!
MRIの必要性がある、
しかし、整骨院では低周波、マッサージの治療のみであった、
腱板損傷の場合、損傷具合がひどければ、
いかなる理学療法をしても効き目はない、
ドロップアームサインが陽性であれば、
かなりの損傷具合が疑われる!
しかし、整骨院での治療の際、
いつまでも理学療法のみで何の指導もなかった、

以上、二つの症例を書きましたが、
まず最初の診察が非常に大事という事、
また怪我の具合がひどければ、
数回に渡り慎重に経過を診なければならないでしょう!
この診察をする時ですが、
もちろん専門的な知識も大事です。
ところが上記している二つの症例に関してですが、
最初の診察で見落としています。
この程度の診察ですが、
専門家であれば誰でも分かる事です。
それを診ていない!という事は、
冒頭に書いていますが、
「患者さんの身になっていない!」という事です。
ちゃんと診察をしていないでしょう!
私の経験上、疑問に感じた症例は、
これらだけではありません!

以上の事から、
私も普段の診察、治療に心して当たりたいと思います。
「患者さんの身になる!」
本当にこの通りだと思います。
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