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廃墟(動かなくなった所)が廃墟を生む

2009.07.14 (Tue)

10年前に変形性股関節症の人工関節置換術の手術をされた患者さんです。
今回久しぶりに来られました。
その間胃ガンの手術もされています。
今回来られた主訴は反対の股関節が痛くなりだし、また手術をしなければいけないように
なるのか、不安に思って来られました。

久しぶりに治療させて頂き思ったことですが、肌の色が少し黒くなられ、
やせ細っておられます。
とにかく血液の循環が悪いと言った感じです。
治療は痛みにとらわれず血流を良くすることから入りました。
全身が交感神経で緊張されています。
治療が終わると少し「ホッ!」とされた顔をされていました。
そして「次もくるように!」と言ったのですが、
「次の日はガンが再発していないか検査があり、病院に行くために来られない!」と
言われます。
確かに検査も大事かもしれませんが、この状態で再発の恐れがあるかもしれないと言う
ストレス、放射線をまた浴びなければいけないと言う危険性、
これが本当に「体にいいのかなぁ??」と言った疑問を抱きました。

今回この患者さんで思ったことですが、一つ動きの悪いところをつくると、
また一つと痛みがでるか、動かなくなるところがでる、と思ったことです。
変形性股関節症の手術をされ、おそらくリハビリを中途でやめられていると思います。
そのため機能があまり回復していない状態で放っておかれたため、
胃になんらかストレスがかかってきたのではないか?
股関節にはローリング療法で「2・4・6」と言う胃の反射点があります。
2は噴門、4は胃体、6は幽門と言うふうに考えますが、これが本当によく効きます。
その人によって症状が出る場所は違うと思いますが、私は必ず関連があると思います。
次に反対の股関節にも症状が出て来ています。
自律神経のバランスを整え、手術をされた股関節(周りの筋肉)も鍛えることです。
そうしなければ私がいくら治療をしてもまた次の廃墟を生むことになります。

人間の体というのは、一つだけを診ていればいいと言うものではありません。
一つのところをきっちりと治し、全体のバランスを保たなければなりません。

全体を診る東洋医学と西洋医学の融合性があれば、理想の医学が成り立ちますが、
実際はなかなか難しいみたいです。
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