FC2ブログ

ショパール関節

2009.07.16 (Thu)

先日、ラグビーの選手でショパール関節に痛みがある選手がいました。
私がその選手の治療をしましたが、
それを見ていた柔道整復師の学校に通われている方が質問をされました。
「教科書通りの患者さんなんか来ませんね?!」
その通りで教科書通りの患者さんなんかは、まず来られません。
ということでショパール関節の治療について書かせて頂きます。

まずショパール関節とは、普通の人が聞けばまず分からない関節だと思います。
ショパール関節とは横足根関節と呼ばれます。
外側が踵骨と立方骨、内側は拒骨と舟状骨の間を通る関節のことです。
そのところが腫れてしまい、痛みが出てきます。
その痛みですが、二通りあります。
まず捻挫の場合です。
この時は捻挫の治療をしてあげればよいです。

問題になってくるのは捻挫もしていないのに痛みが出ている時です。
この場合の診断ですが、
本人の主訴で大体分かりますが、腫れ具合が捻挫と全然違います。
その違いは言葉では言いにくいです。
臨床を積んで行けば分かることです。
上記の学生さんが言ったことのように、この辺が教科書に出てこないことです。
しかし、この違いが分からなければショパール関節の治療はできません。
次に治療に入っていきます。
まず周りの筋肉をほぐしていきますが、
この時ですが股関節が一番大事のように思います。
股関節の開きをよくすることで、足首の動きがかなり良くなります。
もちろん全体をほぐすということは、いうまでもありません。
その次に整復に入ります。
まず、患者さんをうつ伏せに寝かせ膝を90度に曲げ、
患者さんの膝の裏に片方の足を置き、
患者さんの足首を両手で少し力を入れて引っ張ります。
その時に上手くいけば、二つの整復音を感じます。
足首とショパール関節です。
その二通りの整復音を感じられれば、ウソのように痛みは消えます。
この時の原因に、「足を踏まれて痛くなった!」という人が多いです。
これは決して捻挫の痛みや、踏まれたことによる打撲の痛みではありません。
しかし、整復をしてもなかなか上手くいかない場合もあります。
この時は、「徐々に痛みが出てきた!」と言われる人に多いです。
この時はうつ伏せで整復した後に、あお向けになってもらい、
あお向けで行います。
一方の手で踵を固定して、一方の手でショパル関節を牽引して動かす感じで
整復していきます。
この場合、一回で治るケースもありますが、普通は何回かのアプローチが必要です。
しかし、何回かの治療で最初の診断さえ誤らなければ必ず良い結果がでます。
捻挫の人にこんなことをすれば、拷問でしかありません。

ちょっと私の言っていることが分かりにくいと思います。
私自身も正直どう書いていいかよく分かりません。
これが教科書通りではないということです。

ラグビーの会場などで見かける柔道整復師、鍼灸師、スポーツトレーナーの学校に
通われている学生さんに言いたいことですが、
決っして「やり方」にこだわる治療家になって欲しくないということです。
私もまだまだ未熟者ですが、やはり「感性」を追求する治療家、先生になって下さい。
わけの分からない治療の仕方を書きましたが、
なかなか「感性」というものを、言葉や文章にするのは難しいです。
しかし、少しでも私の言っていることや、
行っていることに共感して頂ける若い治療家の先生が出てくれば嬉しいです。
スポンサーサイト



09:13  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
 | HOME |