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柔らか過ぎる体

2009.08.18 (Tue)

テレビでシンクロを見ていて思い出した事があります。
私は以前、シンクロをされている方の治療をしていた事があります。
何人か来られていたのですが、
腰痛の方が多かったように思います。
普通、腰痛の方が治療に来られると、
柔軟性がなくなり血流障害を起こしています。
下肢を伸展して行くと、すぐに「痛い!痛い!」と言って全然伸びません。
しかし、シンクロの方たちの下肢を伸展して行くと、
下肢が胸に着く感じです。
「とにかく柔らかい!」
やはり、あれだけの競技をされておられる方たちです。
体が硬ければ見ていても見苦しいでしょう!
では何故シンクロの方たちは治療に来られているのでしょうか?
私が思った事は、体が柔らか過ぎても弊害があるのではないかと感じました。
柔らか過ぎて伸びすぎると、
骨や関節、靭帯に直接に衝撃、負担がかかってくるのではないか?と私は考えました。
実際にシンクロの方たちは腰椎分離症が多かったと覚えています。
シンクロを見ていると高く跳ね上がったり、体を急激に捻ったりと、
すごい衝撃が体にかかってくるはずです。
確かに柔軟性のない体では、このような動きは不可能です。
普通では考えられませんが、柔らか過ぎるのも考えものだと私は思います。
そして、また一つ考えた事ですが、
何故こんなに柔らかくなるのでしょうか?
ストレッチだけでは、ここまで柔らかくするのは無理だと思います。
シンクロの方の練習時間を聞いていると、
一日に7?8時間、プールで水の中に入っていると言っておられました。
普通、体を冷やすと血流障害を起こし体は硬くなります。
ところが、一日7?8時間も水の中にいると言う事は冷やし過ぎです。
度が過ぎると人間の体は逆の反応を起こすのではないか?
そして、硬くなければいけないところまで柔らかくなり、
異常なまでの柔軟性が現れてくるのでは?
これはあくまで私の憶測であり何の根拠もありません。
しかし、シンクロの方のあの柔軟性は尋常ではありませんでした。
だからと言って調子が良い訳ではなく、
「腰が痛い!膝が痛い!」と言って治療に来られていました。
いくら柔らかい柔軟性のある体がいい!と言っても、
度が過ぎれば体には良くないと私は考えます。
08:53  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

内臓から来る肩痛

2009.08.17 (Mon)

「肩が痛い!」と言われる患者さんです。
上腕骨の大結節部の辺に圧痛があります。
肩関節を外転するときにも同じところに痛みがあります。
この痛みはどこからきているのかを考えたのですが、やはり背中が猫背になられています。
背中が丸いために上腕骨が内旋しています。
肩関節の動きがどんどん悪くなり、上肢に行く血流が悪くなっています。
手の先が冷たく、足の先も触ってみるとやはり冷たいです。
顔色もわるく血色の良い色とは言えず、少しドス黒くなられています。

これは猫背から考えなければいけないと思います。
なぜ猫背になるか?顔色から見て内臓が弱っていると思います。
顔色が悪ければ必ず内臓の血液循環は悪くなっています。
その弱っている内蔵をかばうために背中が丸くなってきます。
そして肩の動きを悪くして血流も悪くなり、痛みが出てきます。

当然私の治療は内臓の血流を良くすることから始まります。
そして肩の周りの血液循環が悪くなっているため、丁寧に肩の周りのつまりを
とっていきます。
手の末梢を丁寧にローリングをし、マラソンでいう折り返し地点に血液を流します。
そして腰をよくほぐし、内臓の働きを正常に戻します。
足の末梢もよくローリングをかけ、足の折り返し地点にも血液を流します。
うつ伏せになってもらい背中、腰、ハムストリング、下腹部、足の裏にも
ローリングをかけますが、この場合肩甲骨の周りもよくつまっていますので、
念入りにローリングをかけます。
こういう人の場合ハムストリングもよくつまっています。

一概にこれだけが肩痛の原因とは言えませんが、今回の人の場合はこのように治療を
しました。

人それぞれ全然違いますので、その方とコミュニケイションをよくとって治療に入らなければならないと思います。

これにはこれ!あれにはあれ!といったような淡白な治療は私の場合は考えられません。
18:02  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

ハイヒールの女性

2009.08.16 (Sun)

駅のホームで電車を待たれていた女性です。
ジーンズを履かれていましたが、少し足が太いように見えました。
踵の高い靴を履かれていました。
見たところ40歳くらいの女性です。
そして、その後方に20歳前半から20歳半ばの女性が立たれました。
その方の足は太くありませんでしたが、
やはり踵の高い靴、ハイヒールを履かれていました。
後ろから見ていると臀部の丸みはなくなり、膝関節が屈曲し、
腰椎の前わんがなくなり、背中が丸く猫背になられています。
はっきり言って、おかしな姿勢です。
この方もジーンズを履かれていたので地肌は見えませんでしたが、
下腿三頭筋にかなりの力が入っていると思います。
おかしな姿勢の上、無理な力が足から体全体に入り、
体中に活性酸素が出ていると考えられます。
その時に思った事です。
「この後ろの女性の20年後は、前に立っている足の太い40歳の女性か!」
もちろん前方の女性の姿勢も良くありません。
骨格の異常をぜい肉と脂肪でごまかしていると言った感じです。
これは私なりに考えた事ですが、
骨格の異常が体中に無理なストレスをかけ活性酸素が出ます。
その活性酸素が肥満と関係があるのではないかと考えました。
活性酸素が脂肪や老廃物を呼び込んでしまうと言う事です。
若い女性ならハイヒールに憧れるかもしれませんが、
長年これを続けている事で、肥満の原因になると言う事です。
これはあくまで私の考えなので必ず正解ではないかもしれませんが、
私が考え、感じた事は患者さんに伝えて行こうと思っています。

そして治療ですが、
この場合は骨格が歪んでいるため、構造学的にも考えなければなりません。
このような人はつま先だけで足を着地しますので、
足底のバランスが悪くなります。
足底筋が低下しています。
そうすると中足関節の支持力が低下し横に広がって行きます。
これを外反母趾と言います。
下の写真の方がそうです。
外反母趾
あまり大した事はありませんが、
今から気をつけなければ、膝関節や股関節などに変形や痛みを生じ、
体全体に不調を訴えるようになります。
この状態には足の指を開かせ中足関節を閉めます。
下の写真のようにテーピングをします。
外反母趾のテーピング
この状態にすると足底のバランスが良くなり、
足底筋が鍛えられ易くなります。
すると、体の土台がしっかりとするために、
無駄な力が発生せずに活性酸素が減少します。
したがって、私はこの治療はダイエットにも役立つと考えています。

また、外反母趾ですが、
ハイヒールを履く女性だけがなるとは全然限りません。
最近は小学生の男子にも見られます。
これは靴が良すぎるために靴だけに頼って歩行し、
足の筋肉(とくに足底筋)が弱っていると言う事です。
あまり底の厚い靴を履かずに足指をしっかりと開かせ、
地面をつかむように歩く事を意識させる事です。
そうする事で足の筋肉が鍛えられ、外反母趾は治ります。

外反母趾については非常に奥が深いです。
人間の体はちょっとした事で良くもなり、悪くもなると言う事です。

また、外反母趾があまりにも悪化し、
外科的処置をされる方がたまにおられますが、
三ヶ所にメスを入れなければならない、
非常に予後の悪い手術です。
手術をされても中足関節の開きは絶対に治りません。
上記している事を常日頃から意識する事です。
ダイエット、様々な痛み、骨の変形、様々な病気の予防に効果があるはずです。
20:12  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

腱鞘炎

2009.08.12 (Wed)

今日、腱鞘炎で来られた新患の方が二人おられました。

腱鞘炎というのは、一言でいうと使い痛めです。
ただ使い痛めといっても、同じ仕事をしていて、なる人とならない人がいます。
私が思うことですが、なる人は姿勢が悪いように思います。
とくに猫背の人が目立ちます
背骨が曲がってくると、肩関節も内側に内旋してきます。
肩関節の動きも悪くなってきます。
そうなってくると、次のようなことが考えられます。

頚椎から出ている神経を圧迫し、痛みが出やすくなります。
そして鎖骨下動脈が圧迫され、血液循環が悪くなります。
神経が過敏になったところに、血液循環が悪くなるため、筋肉が緊張してきます。
普段使い過ぎている手首の動きが悪くなり、腱が骨とたえず摩擦するようになり、
ついには炎症を持ってきます。
それでも無理に使うため、腱に肥厚が生じ、弾撥現象を生じます。

これが私が考える「腱鞘炎の発症のメカニズム」です。

これらのことから私の治療は、背中、首、肩の緊張をとることに重点を置きます。
そのためには、まず腹部の緊張をとらねばなりません。
腹部を緩めることで背中の緊張がかなり取れます。
そして、腰部、股関節も十分に取ってやります。

これらのことを施して手首の治療に入れます。

手首に湿布だけとか、痛み止めの注射などは、その場しのぎの対象療法でしか
ありません。

腱鞘炎と言っても、体全身が交感神経緊張状態となっていて、放って置くと
いずれ重篤な病気になります。

「使い痛め!」だけに終わらせず、体のことを見つめなおすべきです。
11:32  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

リバウンド

2009.08.11 (Tue)

挫傷(肉離れ)の患者さんでよくある事ですが、
少し良くなったからといって競技に復帰され、
その後、治療を開始される前よりも悪化される方がたまにおられます。
今回、どうしてもこの土曜日にサッカーの試合がしたいという方がおられます。

「最初よりも悪化するケースがある!まだ試合に復帰ふるのは良くない!」

といってるんですが・・・
本人はその気になってしまい、
ほとんど私のいう事を聞いてくれません、

まず肉離れですが、
大腿二頭筋という太ももの裏側の筋肉に多発します。
そして、治療としては発症当時は直接のアプローチは控え、
筋肉の起始、停止を治療して行きます。
(発症部位)
ここを避けて治療を施します。
Dc272.jpg
(起始)
坐骨結節という所を治療して行きますが、
この箇所は肉離れと同時に剥離骨折を伴う時があります。
骨折の有無を確認してからアプローチをかけて行きます。
Dc273.jpg
(停止)
ひ骨頭という所にアプローチをかけて行きます。
Dc274.jpg
(RICE処置)
RICE処置といっても日常的に放置しておきますので、
軽めで良いと思います。
Dc275.jpg
挫傷の場合、完全な筋断裂以外は、
上記している治療をしていれば、
私の経験上ですが、
約一週間?二週間でかなり楽になると思います。
だからといって、ほとんどの場合は完全には治っておられません、
早く競技に復帰したい気持ちは分かりますが、
絶対に無理をしない方が良いです。
早く競技に復帰させ、
試合の後、救急車で運ばれたケースもありました。
これだけいっても、
無理をされて後で後悔する方がおらるのが現状です。
18:03  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

統合医療

2009.08.11 (Tue)

最近、統合医療という言葉を新聞やテレビでよく聞くようになりました。
まだまだ、国民の間では統合医療と言われても、
ピンッ!と来ない方の方が多いと思います。

統合医療とは簡単に言えば、
西洋医学と各種の代替医療のいいところを患者に提供する医学の事です。
西洋医学と言えば、病気、怪我などの急性の疾患に適用させる医学で、
普通、病院で行われている診察して貰ったり、
投薬、検査、手術などの事を言います。
代替医療とは鍼灸、カイロプラクティック、アーユルベーダーなどを指します。

今後の医学はこの二つの使い分けが重要になって来るものと思われます。

西洋医学はよくお分かりの事と思いますが、
代替療法に関しては、
簡単に言えば、人間が本来持っている自然治癒力を高める治療、
と思って頂ければいいと思います。
急性の場合や一刻を争うような時には西洋医学が大事です。
しかし、何でもかんでも病院の治療が一番!と言う訳ではありません!
西洋医学でも苦手な疾患はあります。
そのような疾患に代替療法が威力を発揮します。
この代替医療はいろんな治療法があります。
どれを取ってもいい物ばかりです。
従って、治療法を選ぶのは患者さんご本人の意思になって来ます。
ただ、代替医療に関しては、
まだまだ認識されてない治療法の方が多いと思います。

少し、私が知りうる代替療法を書きます。

リラクセーション法(心身を緊張から解放し、免疫力や自然治癒力を高める)

バイオフィードバック(生体の状態を客観的に認識する事で、セルフコントロールする)

イメージ療法(心と体の関係を研究する精神神経免疫学によって有効性が明らかに)

生きがい療法(毎日の生活の中に生きがいを作り出し、生きる意欲を高める)

笑い療法(笑う事により免疫力がアップし、遺伝子が正常に働く)

整体(体を整えて自然治癒力を呼び起こす)

AKA?博田法(正常な関節機能を取り戻し、痛みからの解放をもたらす)

カイロプラクティック(施術者の手を用いて脊椎を正し、自然治癒力を導く)

シン・インテグレーション(重力に対して無理のない姿勢をつくり、心身の調和・統合させる)

鍼灸(伝統の東洋医学、国家資格であり欧米医療機関でも注目されている)

色彩療法(色の治癒力が五臓六腑を癒す新しい東洋医学のカタチ)

アーユルベーダー(風・火・水のエネルギーのバランスを整えるインドの伝統医学)

ローリング療法(体全身のうっ血を取り除き、血液循環をスムーズにする事により、
          人間が本来持っている自然治癒力を引き出す)
         
まだまだ書き出せば切がないので、
これ位にしておきますが、
上記していますが、
この中で、どの治療法を選ぶかは患者さんの意思になって来ます。
一つ一つ勉強をされ、どれが自分に合っているか?
ハッキリ言って、それは不可能だと思います。
私たちでも全部を熟読するなどは無理です。
どの治療法を選ぶかは、いろんな要素が絡んで来ると思います。
よく知っている方から聞いた、
その治療法で治った!と言う事を聞いた事がある、
友人が行っている、
これらの理由でも十分と思います。
また、いろんな治療法を試し、
そして、ご自分に合う治療法、
また、いろんな治療法と組み合わせる!
その方によって、いろんなやり方でオーダーメイドでされて行って見てはどうでしょうか!

今後の医学、この代替医療と従来の西洋医学、
この組み合わせが重要になって来ます!
09:57  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

目のつかれ

2009.08.10 (Mon)

先日来られた患者さんですが、少し勉強させていただきました。
「右目が非常に疲れている!」と言われます。
治療は体全身をローリングしていきますが、
とくに目の反応点を意識して治療していきました。
目の反応点ですが、頭の後頭部や手や足の先、お腹の臍より右側、首筋などにあります。
それらをローリングして「うっ血」を取っていきます。
それだけでも、かなり楽になります。
そして、最後に経穴で「太陽」というツボがあります。
目と眉毛の外側にあります。
そこはローリングは使わずに、指で治療していきました。
そうすると、右側の筋肉(眼輪筋)が左と比べものにならない位に硬くなっていました。
そのとき「ああ?!最後に触っておいてよかった!」と思いました。
患者さんも「楽になった!」と言ってくださいました。
ただ、このような症状のときに、
局所のみを治療しても効果がないということです。
最後に局所を治療しましたが、
やはり反応点を治療しておいたから効果があったと思います。
治療をしている私も、目のところを触ったときには、
すでに仕上げの感覚でした。

やはり、その患者さんの体をしっかり診察さしてもらい、
つねに患者さんに感性をきかし、
患者さんとコミュニケーションをしっかりとり、
患者さんの体と、コミュニケーションをしっかりとれる感性が、
治療家にとって必要とされると思います。
11:40  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

アキレス腱断裂に対する不安感

2009.08.07 (Fri)

アキレス腱断裂、これはよくあります。
負傷する時は、バチッ!という音とともに負傷されます。
ふくらはぎにボールがジャストヒットした感じになります。
これは私が経験した事です。
人によっては「後ろから叩かれた感じ!」という人もいます。
アキレス腱断裂に関する診断は容易です。
ほとんど患者さんの発症機転を聞く事で、ほぼ目安は付きます。
この時に、トンプソン・テストという徒手検査をする事で確定して良いと思います。
超音波で確認するまでもありません。

だいたい30歳前後の方で、
筋力が落ちているにも関わらずに、
昔のイメージで体を動かされた時が危険です。
アキレス腱断裂に関しての医療従事者の認識は、
ほぼ、こういう事だと思います。
しかし、最近は若年者で断裂する方も、よく聞きます。
これはどういう事か?これを考えて見ました。

アキレス腱断裂の場合、ほぼ予防はないといわれています。
いくらストレッチをしても意味はありません。
ここで私が考えた事です。
最近に聞いた話ですが、
剣道をされている大学生の方(女性)が断裂をされました。
大学生ですから20歳前後です。
まだまだ、お若いです。
筋力もあるでしょう!
ストレッチもしっかりと、されていたでしょう!

あと考えられる事は?

私はこういった事を考えて見ました。
稽古や指導に対して何か不安があったのではないか!
アキレス腱断裂は剣道に非常に多いです。
これは下腿三頭筋を中心にアキレス腱に、
かなりの負担がかかるためです。
常に稽古で負担をかけていたでしょう!
この不安感、悩み事が普段負担をかけているアキレス腱に、
何か影響を及ぼしたのではないか!

私がアキレス腱を断裂した前日ですが、
所用で東大阪にいました。
私事ですが、東大阪によく行く鍼灸院があります。
そこでマッサージ、鍼治療をよく受けていました。
東大阪に来たついで、その治療院に寄ったのですが、
先生が不在でした。
治療をして頂くと、すごく楽になります。
治療して頂けなかった事に、
「明日から少し我慢しなければいけないなぁ?!」
という不安感がありました。
そして次の日、踏ん張った瞬間に断裂したのですが、
ここで私が言いたい事は、
治療がどうこうというのではなく、この不安感です。
私はこの不安感が怪我の要素ではないか!
自分の経験と若年者のアキレス腱断裂を聞いて考えて見ました。

上記した事は何ら確証はありません。
しかし、不安感、悩み事を抱えて練習、試合に挑む!
私は、これが一番の怪我の元と考えました。

アキレス腱断裂に対する不安感!
私には何らかの因果関係があるように思えるのですが!
11:52  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

湿布

2009.08.06 (Thu)

病院に行かれると(最近は少し少なくなってきたかもしれませんが!)、
湿布をたくさんに処方される人が多いです。
なかには風呂敷で包んで持って帰られる人も少なくなかったです。
しかし、私は湿布を毎日貼って「体の痛みが取れた!」と言われた人を、
見た事も聞いた事もありません。
それよりも「湿布なんか貼っていても治らない!余計に痛みが出てきた!」と言われる人は
よく見ます。
それでも患者さんは相対的に湿布をよく貼られます。
それはなぜか?と言う事ですが、
みなさん本当の痛みの治し方が分からないと思います。
そのために分からずとも湿布を繰り返されると思います。
湿布には冷湿布と温湿布があります。
結論から言いますとどちらも良くありません。
まず冷湿布ですが、
文字通り患部を冷やし消炎鎮痛剤を患部に入れて行きます。
その時はスッ!として気持ち良くなりますが、
患部を冷やし消炎鎮痛剤を皮膚に浸透させて行く事で、
人間が本来持っている自然治癒力を阻害します。
必ず治癒が遅くなります。
また、遅くなるどころか治らないケースも出て来ます。
冷湿布を貼る時は余程の腫れがあり炎症があまりにもひどい時だけです。
次に温湿布です。
みなさんがよく言われる事に、
「この場合は冷湿布?それとも温湿布?先生どちらがいいんですか?
間違えると余計に悪くなりますもんね!」と言われます。
結論から言わして頂くと、どちらもNGです。
「冷やすのがいけなかったら温める方はいいんではないんですか?」
確かに炎症がなければ温める動作は良い事です。
しかし、温めると言っても温湿布の場合は意味がぜんぜん違ってきます。
温めると言う事は血管が拡張して血流が良くなると言う事です。
確かに温湿布の場合は血管が拡張して血流が良くなります。
温湿布は、この血管を拡張させる時に問題があります。
みなさんは打撲をされる事がたまにあると思います。
ひどい時にはかなりの腫れがあると思います。
この時、打撲する事により組織が傷つきます。
その傷ついた組織を修復しようと体が自然治癒力を働かせ血流を良くする訳です。
この言い方からすると打撲によって血流が良くなり、
「体には良い反応が引き起こされるのではないのか!」と言う理解も出来ます。
しかし、この解釈の仕方は誰が考えても間違っています。
打撲と言う動作は痛みを伴います。
交感神経を刺激します。
体全体に交感神経緊張状態を招きます。
温湿布の場合、トウガラシエキスが入っています。
トウガラシエキスが組織を刺激して血管を拡張させています。
と言う事は、打撲と同じ事が体に起こっていると言う事です。
一見血管が拡張して自然治癒力が働いているように思えますが、
体全体は交感神経緊張状態です。
温湿布を繰り返していると体は交感神経緊張状態となって行きます。
温と言う文字とは逆に体は必ず冷えて行きます。
では、「どうしたらいいの?」と言われます。
あまりにも局所が腫れて血流が良くなり過ぎている時には、
あまりにも強い痛みが出ます。
ある程度の痛み、腫れを抑えるためだけに水道水などでアイシングをする事です。
これも慎重に行ってください。
冷やし過ぎてはいけません。
次に温めると言う事は、
カイロで局所や手足の末梢を温める、
お風呂でぬるま湯で半身浴をするなどです。
温めると言う事はこう言った事を意味します。
トウガラシエキスで血管を拡張する事ではありません。

冷湿布、温湿布どちらも良くありません。
これが当たり前に処方されて何の説明もない医療に、
私はいつも疑問を感じています。
患者さんに「湿布の常用は危険です!」と言っても、
聞き入れてもらえないのが現実のようです。
こんな事を考えているのは私だけでしょうか?
11:43  |  健康  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

糖尿病

2009.08.05 (Wed)

日本人の糖尿病の合併症による失明は年間3000人にも上り
しかもいっこうに改善されずむしろ悪化する傾向にあります

先進国で糖尿病からの合併症で失明する人が
これだけ多いのは日本だけだそうです

糖尿病は誰にでも起こりうる病気であり
働き盛りの40~50代のサラリーマンでは

4人に一人が糖尿病というのが現実です

   危機感がない、まったく認識がない

もし、ガンを宣告されれば人はどうなるでしょうか
必死に治ろうと努力します

糖尿病と言われればどでしょうか
「ああ自分も糖尿か!」と

すぐに死に至るものではないため
すぐに危機感をもたないのが現実ではないでしょうか

しかし、もし失明する
手もしくは足を切断しなければいけない

となれば、みなさん必死になると思います

成人後の失明で一番多いのが糖尿病性網膜症です

尿検査でもまったく異常がなくても
眼底検査で網膜症が見つかることがあります

糖が出ていないからといって安心材料にはなりません
   
   あくまで食後の血糖値を計って下さい

(自己血糖値測定器は薬局などで購入できます
それほど高価なものではありません)

糖尿病と言われたことがなくても
普段から測定しておく必要性はあります

糖尿病は血糖値さえ正常な範囲にコントロールできれば
決して不自由を強いられる病気ではありません

QОL(クオリティー オブ ライフ=生活の質)を損なうような食事制限や
運動制限を強制するようなことはありません

まず、糖尿病を克服するためには
患者さんにとって正しい情報を知ることです

・カロリーの高い脂っこい食事や塩辛い食事では血糖値は上がりません

分厚いステーキを食べても血糖値は上がりません
タンパク質、脂肪では、ほとんど血糖値は上がりません

問題となるのは炭水化物です

うどん、ごはん、おかゆ、パンなどは糖尿病の方が食べると
爆発的に血糖値は上がります

主食となる炭水化物が血糖値を上げる原因なのです
だからといって炭水化物を食べず偏食していると別の病気になるので

炭水化物の量に合わした適切な量のインシュリンを補給することが大切です

糖尿病の方が
食事や運動だけで血糖値をコントロールするのは不可能です

頑なにインスリンを拒み続けては
取り返しのつかないことになります

インスリンを使えば重症になるという人もおられますが
血糖値が高くなるのはインスリンが不足しているのが原因です

インスリンの早期適用が世界的な流れになっています。

インスリンを使っても適切な血糖値がコントロールできれば
インスリンの使用量を次第に減らすこともできます

速やかに血糖値をコントロールすることです

血糖値は食後に調べる

食後の血糖値を測らなければ糖尿病を把握したとは言えません
食事をする前に血糖値が上がっていないのは当たり前です

ここがすでに高ければ、かなりの重症です

血糖値が多少高いぐらいでは安心してはいけません
自覚症状がなくても合併症は進行しています

あくまで正常範囲におさめなければ
合併症の進行は止められません

糖尿病になったからといって
恋愛や結婚に支障をきたすことはありません

血糖値のコントロールさえ出来ていれば失うものはなにもありません

※治療で重要なポイント

現状を正しく把握するため緻密な自己血糖値測定をする

合理的で現実的な食事療法(GI値を基準とした食事療法)
運動量
「一日1200カロリー以下、一万歩以上」などは無責任な指導です。
患者さんを無視した指導です。

?速即効性のある治療
合併症のリスクを高めないように、先手を打って短期間で結果を出す治療。

糖尿病で大切なのは、糖尿病がかなり重くならないと自覚症状がでないこと
です。だから、怖いのです。大切なのは自己血糖値測定をして自分の状態を
知り、インスリンの正しい使い方をマスターすることです。そしてQОLを
損なわないような治療計画を立てることです。無理な食事制限や運動を
強要されることはありません。

以上長くなりましたが、ある書物では合併症さえ起こさなければ、糖尿病を
克服したのと同じであると書いていましたが、まずは血糖値をコントロール
しなければならないと思います。

最近の糖尿病の原因にストレスがあります。過度のストレスから、
ステロイド系のストレスホルモンが増えます。ステロイドホルモンは血糖値を
上げる働きがあります。そして、ストレスホルモンはインスリンの働きを
妨げる作用があります。すい臓は血糖値を抑えようと無駄に多量のインスリン
を出しすい臓が疲弊してしまいます。すい臓のβ細胞は高血糖にさらされると
その数も減少してしまう細胞でもあります。

あくまで血糖値をコントロールするのが一番です。それを行ってから合併症を
引き起こさないために、ローリング(マイナスイオンローラー)療法
各種治療を行うべきです。それらは合併症を引き起こす活性酸素を取り除く
治療に適していると思われます。これらはあくまで合併症の予防の一つであり
糖尿病と言われた方には、これだけでは絶対ダメです。
「たまに、糖尿病も治りますか?」と言われる方がおられますが
無責任な事は言えません。

P・S マイナスイオンローラーは活性酸素除去に効果を発揮します。
10:20  |  病気  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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