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第一ケーラー病

2009.09.22 (Tue)

娘の友達のお母さんから第一ケーラー病に対しての質問を頂いたので、
治療家として出来る範囲で答えたいと思います。
第一ケーラー病とは足の舟状骨の骨端炎です。
この舟状骨に痛みが出るだけではなく、
この骨が突出してきて常にクツにぶつかってくるようにもなります。
これが大人になって革靴などを常時履くようになってくると、
結構大変な方もおられます。
第一ケーラー病の方を診ていると舟状骨が出ているだけでなく、
母指が外反母指になり小指が内反小指になられ、
そして、中足関節が開いてきます。
足指というのは普通は扇子のように扇状に開かなければいけなのですが、
第一ケーラーの方は逆に菱形の形になり、
ヘビ、とくにハブの頭のようになってきます。
次に足関節ですが、
普通は少し内反気味になっています。
そのために内反捻挫が多いと言う事です。
しかし、逆に外反して行かれます。
こうなると、体全体の基礎がしっかりとしません。
常にグラグラの状態になるわけです。
建築で言うと、基礎が出来ていないために、
いつ建物が崩れてもおかしくない状態です。
体の場合、このグラグラを筋肉でカバーしようとします。
常に体全体いたるところに余計な力が入ってくると言う事です。
必要以上に活性酸素が出てきます。
その活性酸素が組織を錆付かせます。
種々の障害、痛みが出てくると言う事です。
大人になりこの舟状骨を削る手術をされる方がおられますが、
これは根本的な治療になっていません。
足全体のバランスを診なければいけないと言う事です。
治療としては、舟状骨に痛みが出れば、まず安静です。
とにかく炎症を抑えます。
炎症が治まれば開いている中足関節の支持力を強めていくリハビリに入ります。
これは、個人で十分にできます。
足指を開いたり、閉じたりする、グーパー運動です。
とにかく足底筋を鍛えて中足関節の支持の強化を図ります。
そうする事で外反母指、内反小指の治療にもなってきます。
足関節の強制にもなります。
次に歩き方です。
第一ケーラーの方は足指を使う歩き方をしていませんので、
意識して足指を使う歩き方を心がけます。
どう言う事かと言うと、地面をつかむように歩く事です。
そうする事で、足底筋の強化になってきます。
ただ、いきなり無理をすると非常に疲れ、
母指にも痛みを感じますので無理をせず、
痛みが出たり、疲れたりすれば少し休むと言うふうにされれば良いと思います。
次にネックになるのがクツです。
この場合、ハイフィールだけが問題になるのではありません。
クツが良過ぎて足指に力を入れなくても良いものがあります。
あまりクッションが効き過ぎているクツや、
底が厚いクツは控えるべきです。
外反母指はハイフィールだけが原因と言う整形のドクターもいますが、
私が日々臨床をしていると、小学生の男子にも外反母指がおられます。
小学生の男子がハイフィールなんか履きません。
基本的に足底筋の低下が問題になってくると私は考えています。
だからと言って、先の細いクツや踵の高いクツが大丈夫と言っているのではありません。
それも大きな原因の一つになってきます。

結論ですが、
痛みが出れば安静、そして上記している事をしっかりする事で、
治療、予防にもなってくると言う事です。

このブログを書いていて、
自分自身もすべてを書けたつもりでもありませんし、
これが絶対にベストと言う事でもありません。
その都度子供の状態を診てあげて、
無理をささないと言う事が基本になってくると思います。
また、私で出来る事、分かる事があればなんなりと申し付けて下さい。
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18:57  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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