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可能性を伝える

2010.05.02 (Sun)

ラグビーの試合に行って来ました。
天理で報徳の試合

私は現場ではローリング治療を主に施しております。
しかし、競技によればいきなり治療というよりも、
まずは怪我の診察が重要になる競技も多々あります。
今日私が行ったラグビーは非常に外傷が多いスポーツです。
その他にもアメリカンフットボール、空手など、
ここで私が重要に考えている事ですが、
まず怪我をした時点でしっかりとした診察、
確かに我々治療家、柔道整復師では診断権はありません、
しかし、その外傷を診て考えられる可能性のある怪我を選手や父兄、
首脳陣に伝える義務があります。
その義務を怠ると、
治療家、医療人としての信用を得る事が出来ません、
信用を頂かなければ私が行っているローリング治療まで持っていけない、
私はこのように考えています。
そのためまだまだ私も完璧ではありませんが、
まずは外傷を意識して現場に行くようにしております。

今日診た怪我ですが、
手首の舟状骨々折の疑いがありました。
もちろん現場で断定など出来ませんが、
その可能性を伝える、
この事が非常に重要と思いました。

舟状骨々折について前に書いたものですが、
改めて勉強したいと思います。

●舟状骨々折
手根骨々折の中では頻度の高い骨折で、サッカー、ラグビー、バレーボール、野球、柔道、テニス、オートバイ、スケートなどの際に受傷することが多い。

(受傷原因)
プレー中の転倒によるものが多く、舟状骨中央部での骨折が多い。
なかには、いつ受傷したのかわからない、またどのように受傷したのか分からない?といった不明なものもある。

(症状)
Snuff Box (長母指伸筋と長母指外転筋腱の間)に圧痛が著明である。
腫脹はあまりない。
運動制限に関してはトウ屈、背屈が特に著明と思われる。
なかにはまったく動かせないものや、結構、運動痛がなくて安心させられるものもある。

(診断)
X?Pによる。
舟状骨々折を疑ったのなら、必ずDrへの対診を指導すること!

(治療)
保存療法(ギプス固定のみの場合)
8週間
(なかには4ヶ月かかるものもある)

手術
手術後のギプス固定は2週間
(私が診た人のなかには1週間の人もいる)

なぜこれだけの固定期間、または手術が必要か?

栄養血管が末梢側から入るのみで、中枢側からの栄養血管を欠如している。
そのまま放置しておくと中枢骨片の壊死を招く!
用はSnuff Boxに圧痛があり、舟状骨々折を疑えば必ず選手に上記していることを説明し、必ずDrへの対診を指示すること。

しかしX?Pを撮ったからといって油断はできない。
というのは、Drでも見落としが多い骨折である!

舟上骨、月状骨により形成され、これらの骨は橈骨とも関節し、ちょうど関節板様の役割を担うので、損傷性も高い。
したがって手根骨骨折は、臨床上の重要度、発生頻度の高さから、代表的なものに舟状骨骨折次いで月状骨骨折であり、その他三角骨骨折、有鈎骨骨折などがまれにみられる。

a.舟状骨骨折
舟状骨は機能的にみて、遠位および近位列手根骨のいずれにも属しており、相対的に手根骨としての形態も大きく可動性も大である。そのために圧迫力、橈屈力、剪断力など外力の影響を受けやすく、この骨折は手根骨骨折中もっとも発生頻度が高い。また舟状骨の栄養血管は背面末梢側からはいるのみで中枢側からの栄養血管を欠如していることにより、偽関節や中枢骨片に阻血性壊死がおこる可能性がある。

(発生機転)
ほとんどすべてが介達外力によるもので、手関節の背屈および橈屈位で掌側面から衝撃を受けることによって発生する。

【舟状骨折受傷直後】
舟状骨折?

【舟状骨折術後】
舟状骨折術後?

舟状骨折術後?
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20:58  |  スポーツ障害  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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