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無責任な診察

2009.05.21 (Thu)

平成19年10月23日

ラグビーの試合に行くと、
かなり分厚いサポーターに松葉杖をした選手を見ました。

聞いたところ、病院(整形)に行きDrに診察してもらったところ、
はっきりとした事もいわず、
「今シーズンは無理だろう!」と、
いきなりいわれたそうです。
そしてこの選手は以前にACLを断裂され手術をされています。
そのために「カルテがその病院にある!」との事で、
以前手術をした病院でMRIを撮るようにいわれたそうです。
選手としては、とてもではないですが、
納得できるものではありません!
もちろんMRIが必要な時もあります。
では何故MRIを撮らなければいけないか?
何の説明もありません。
私にも訳が分かりませんでした。

私が診察したところ(その場で診察しました)、
もちろん徒手で診ていった訳ですが、
ACL、PCL、MCL、半月板(内・外)に異常はありません。
LCLに圧痛がありました。
膝蓋跳動は感じられませんでしたが、
ある程度の腫脹はありました。
世間一般にいわれる「水が溜まる!」というものです。
従ってMRIを撮るなどの必要はありません。
しかし選手やご父兄の方々は、
一度病院で大怪我のようにいわれているので、
相当な心配をされてます。
そのため私がよく知っているDrに診察を依頼しました。
そのDrは「念のためにMRIも撮っておこう!」とのことで、
その結果やはりMRIには著名な異変はなく、
しいていえばPLS(外側支持機構)にやや鮮度不明なところがあっただけで、
MRIを撮るまでの事はなっかたという事です。
結局、最初に診たDrは「患者さんの訴えを親身に聞いていない!」という事です。
少し専門的な知識を持っていれば、
誰にでも分かる事です。
それをろくに患者さんの痛みを診ないで、
「今シーズンは無理だろう!」
いわれた選手やご両親は専門的な知識を持たれてません!
大変な心配をされ私のところに相談に来られるのも当然です。
ただ私がいいたいのは、
決してこんな感性のないDrばかりではありません。
私が今回紹介させて頂いたDrなどは、
サッカーが好きな選手で、
「我々の仕事は現場に出てなんぼ!」
という考えを持たれています。
現場に出ても大したお金儲けは出来ません!
しかし私たちが現場に出ると、
医療人としても人間としても勉強になる事が山ほど落ちています。
ろくに選手の痛みも診ない医療人には分からない言葉かも知れませんが・・・

この選手は保存治療でアプローチをかけています。
治療前はほとんど屈伸が出来ませんでした。
ところが治療後、
うそのかなりといって良いと思います。
楽に屈伸出来るようになりました。
もし膝関節においてMRIを必要とする疾患ならば、
理学療法でいくら治療しても芳しい結果は出ません。
しかし治療を試みると、
上の写真のようにいい結果が出ます。

今回私が勉強させて頂いた事は、
やはり「患者、選手の身にどれだけ成れるか!」という事です。

本当に医療人として考えさせられます。
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10:41  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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