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予測医学

2009.09.29 (Tue)

昨年の北京五輪ですが、
ある選手が大腿二頭筋の肉離れで出場を辞退されました。
この大腿二頭筋ですが、
肉離れの好発部位です。
なぜ大腿二頭筋の肉離れが多いかという事ですが、
大腿二頭筋の拮抗筋は大腿部前面の大腿四頭筋です。
大腿四頭筋に力が入り収縮すると大腿二頭筋も収縮します。
しかし、大腿二頭筋は大腿四頭筋に対して4割の力しかありません、
この6:4の比率が5:5になる事は絶対にありません、
という事は、
大腿四頭筋が収縮すると必ず大腿二頭筋にも負担はかかっているという事です。
まして、大腿二頭筋の方が筋力が弱いため、
大腿四頭筋よりも負担がかかっているはずです。
五輪に出るような超一流のアスリート、
かなりの練習(走り込み)をされています。
大腿二頭筋には常に負担がかかっているという事です。

昨年、このニュースを聞いた時、
この選手の周りの方々も気を付けておられたと思います。
でも、何とか肉離れを発症する前に、
少しでも異変に気づき、
肉離れの危険性があると予測出来なかったかと思ってしまいました。

先日、ある方を診ました。
下腿部にある後脛骨筋というのがありますが、
この筋肉に不調を訴えて私の元に来られたのですが、
この後脛骨筋に痛みが出ると、
シンスプリントといって脛骨に痛み出る時が多くなります。
脛骨の骨膜に痛みが出ると私の経験上、
なかなか治癒するのが困難になります。
そのために、この患者さんにはシンスプリントになる危険性がある事をしっかりと伝え、
筋肉に痛みがある時点でしっかりと治す事を指導しました。

北京五輪で出場を事態された選手の周りにも、
様々な医療スタッフがおられたと思いますが、
やはり、何とか少しの異変に気づき、
そして、予測される怪我や疾患をしっかりと診る、
それを選手、患者さんに伝え、
そして無理をさせない、
今後、我々トレーナーとして選手の体調管理に携わる人間、
よく診て起こりうる怪我、疾患を予測する、
予測医学の時代に入っていると、
知識、経験、そして普段からの勉強が大事という事ですね!
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