腰椎椎間板ヘルニア
2009.11.09 (Mon)
腰椎椎間板ヘルニアですが
ちまたにもよく耳にされると思います
実際に患っている方も多いと思います
椎間板ヘルニアとは
まず椎間板とはですが
椎体と椎体の間にあるクッションの役目をする円板状軟骨の事です
そして、ヘルニアとは「突出」という意味です
椎間板ヘルニアとは椎間板が突出しているという事です
ここで問題になるのが
ただ単に椎間板が突出するだけでなく
突出した椎間板が神経根を圧迫する事により
激しい痛みやシビレなどの症状を引き起こす事です
下の写真は腰椎椎間板ヘルニアのMRI画像です

まず、神経根の損傷具合を診て行きます
この時、SLRという徒手検査を施します
これで下肢の挙上に痛みやシビレがあれば腰椎椎間板ヘルニアを疑います
その他の症状として
筋力の低下、知覚異常、腱反射の異常があげられます
筋力 知覚 腱反射
L4(3~4間) 足関節背屈低下 母趾から示趾にかけての 膝蓋腱反射の
知覚異常 低下または消失
L5(4~5間) 母趾低屈低下 示趾から中趾にかけての ×
知覚異常
S1(L5~S1間) 母趾低屈 中趾から小趾にかけての アキレス腱反射の
低下 知覚異常 低下または消失
※子供の場合 SLR(ー)、神経根症状がなくても大腿二頭筋の拘縮があれば疑う!
(緊急手術)
その他、膀胱直腸障害が出現している方もおられます
この場合、緊急の手術を要します
以上の事をよく診察し
手術が良いか!
保存治療が良いか!
Drや患者様とよくコミュニケーションを取り
慎重に経過を診て行かなければならないでしょう!
(手術を必要とされた方)
レーザー治療(PLDD)
LOVE法
「内視鏡」視下手術法
「顕微鏡」視下手術法 など、
手術方法は上記しているだけではありませんが
手術を必要とされた方は
その症状やその方の状態により
手術方法を考えて見られてはどうでしょうか!
※当院は関西医療大学・准教授、関西医療大学附属診療所・整形外科、
増田研一Drのご教授を頂いております。
FOOTBALL SANCUARY (増田研一Drブログ)
芦屋ローリング健康センター・院長ブログ
腰痛の診断、治療について(増田研一Dr講義)
ここからは、私の治療家としての考えを書かして頂きます
私は29年間治療家として臨床に携わっておりますが
腰椎椎間板ヘルニアと診断されても
手術を必要とする方と
手術を必要としなく
保存治療で経過を観察して行った方が良い方
この二通りがあります
私の経験上ですが
手術を必要としない方の方が圧倒的に多いように思えます
もちろん手術を受けた方が良い方もおられます
ただ、出来るだけ手術をせず保存治療で治した方が
後々の腰や体全体には良いように思えます
現在は傷口も小さく体への負担も少ない手術もあります
しかし、ある程度の年数が経てば
椎体への変性も現れたりする場合もあります
傷口の所に瘢痕化進み
独特の硬さを呈し
手術前とはまた別の痛みや体調不良を訴える方も少なくありません!
腰椎椎間板ヘルニアと診断されても
Drや我々治療家ともよく相談し
いろいろな可能性を心掛けて見られてはどうでしょうか!
※上記しておりますが
緊急の手術を必要とされる方もおられます
おしっこが出ない!
直腸反射が出ている時には
必ずDrの指示に従って下さい
(私の腰椎椎間板ヘルニアの治療)
まず、なぜ椎間板が突出したかを考えます
私の考えですが
体全体のバランスが悪くなり
線維輪に少しずつ負担がかかり
その負担部が虚弱化となり
ある時、ちょっとした動作で髄核が飛び出したり
虚弱部位から少しずつ髄核が飛び出して来た
そのように考えています
つまり、腰椎椎間板ヘルニアであっても局所のみにとらわれず
体全体のバランスを整え
そして、負担のかかっている線維輪の負担を取ってやる!
それが私の腰椎椎間板ヘルニアの治療に対する考え方です
治療に入ります
全体のバランスを整えるには
やはり、腹部が重要になります

もちろん、抹消を始め
体全体の治療は施します

そして、腰椎椎間板ヘルニアは
腰部から坐骨神経に沿って症状が出ます
まず、腰部の治療です
腰部を治療していると
細かい所にしこりがあったり
ちょっと押さえただけで痛がったりする所があります
私はこの状態の感じを
「干からびた田んぼ」と例えます
この「干からびた田んぼ」に水をどんどん送ってやり
田んぼを耕して行きます
人間の体では血液をどんどん送ってやり
血流の良い状態にするという事です

そして下肢の治療です
坐骨神経に沿って
必ず大小のしこりが出現しています
そのしこりを治療し血液循環を良くし
坐骨神経に血流を送って行きます

これは私の東洋医学的な考えです
腰椎椎間板ヘルニアの症状は
足の太陽膀胱経に出現します
私は膀胱の動きを良くする事で
坐骨神経にも良い影響を与えると考えています
手のひらの膀胱の反射区です

足裏の膀胱の反射区です

ここには足の太陽膀胱経の京骨という経穴があります
膀胱には非常に重要な箇所です

●腰椎椎間板ヘルニアの主要経穴
腰部 腎兪 大腸兪 膀胱兪 次髎
下肢 承扶 殷門 委中 陽陵泉 崑侖
※手術をされた方
下の写真は腰椎椎間板ヘルニアの手術をされた方です
(レーザーや内視鏡下での手術の傷口は少しの範囲です
しかし、手術方法はヘルニアの突出具合やその方の症状によって違って来ます)

私も出来るだけ手術をせず
患者様の体の負担にならないようにと思っていますが
やはり手術が必要な場合もあります
手術後ですが
だいたいの方は手術をする事により
神経根を圧迫していた痛みは取れます
しかし、手術をする事により
周囲の筋肉が硬くなり
瘢痕化を形成する方も少なくありません
手術前とはまた違った痛みが出る場合もあります
また、手術では局所のみしか治療はしてません
腰から下肢にかけて坐骨神経の走行に沿って
血流が悪くなり筋肉のしこりが出来ているはずです
これらは手術をしたからといって取れる訳ではありません!
下の写真は上写真の手術後の方です
神経根の痛みは取れていますが
種々の体調不良を訴えて治療に来られています
治療前、体幹の動きです

治療後です
体全身の筋肉がほぐれ
スムーズに体幹が動くようになりました

また、瘢痕組織も形成されています
超音波(フィアクション)は瘢痕組織に最適です
ローリング治療後
超音波を併用する事で
より良い治療効果が期待出来ます

このように手術をされた方の治療も
非常に大事になって来ます
腰椎椎間板ヘルニアは
我々治療家でも様々な考えがあると思います
治療家によって治療方法も異なりますが
私はローリング治療は最も最適と考えております
以上の事から
腰椎椎間板ヘルニアに対して
ローリング治療は十分にお役に立てる事は多々あります
★痛み、体調不良でお困りの方
ぜひ、ご相談下さい!
(下記メールアドレスをクリックして頂き、お問い合わせにてご連絡下さい)
↓
info@ashiya-rolling.com
芦屋ローリング健康センター・山西整骨院
http://www.ashiya-rolling.com
ちまたにもよく耳にされると思います
実際に患っている方も多いと思います
椎間板ヘルニアとは
まず椎間板とはですが
椎体と椎体の間にあるクッションの役目をする円板状軟骨の事です
そして、ヘルニアとは「突出」という意味です
椎間板ヘルニアとは椎間板が突出しているという事です
ここで問題になるのが
ただ単に椎間板が突出するだけでなく
突出した椎間板が神経根を圧迫する事により
激しい痛みやシビレなどの症状を引き起こす事です
下の写真は腰椎椎間板ヘルニアのMRI画像です

まず、神経根の損傷具合を診て行きます
この時、SLRという徒手検査を施します
これで下肢の挙上に痛みやシビレがあれば腰椎椎間板ヘルニアを疑います
その他の症状として
筋力の低下、知覚異常、腱反射の異常があげられます
筋力 知覚 腱反射
L4(3~4間) 足関節背屈低下 母趾から示趾にかけての 膝蓋腱反射の
知覚異常 低下または消失
L5(4~5間) 母趾低屈低下 示趾から中趾にかけての ×
知覚異常
S1(L5~S1間) 母趾低屈 中趾から小趾にかけての アキレス腱反射の
低下 知覚異常 低下または消失
※子供の場合 SLR(ー)、神経根症状がなくても大腿二頭筋の拘縮があれば疑う!
(緊急手術)
その他、膀胱直腸障害が出現している方もおられます
この場合、緊急の手術を要します
以上の事をよく診察し
手術が良いか!
保存治療が良いか!
Drや患者様とよくコミュニケーションを取り
慎重に経過を診て行かなければならないでしょう!
(手術を必要とされた方)
レーザー治療(PLDD)
LOVE法
「内視鏡」視下手術法
「顕微鏡」視下手術法 など、
手術方法は上記しているだけではありませんが
手術を必要とされた方は
その症状やその方の状態により
手術方法を考えて見られてはどうでしょうか!
※当院は関西医療大学・准教授、関西医療大学附属診療所・整形外科、
増田研一Drのご教授を頂いております。
FOOTBALL SANCUARY (増田研一Drブログ)
芦屋ローリング健康センター・院長ブログ
腰痛の診断、治療について(増田研一Dr講義)
ここからは、私の治療家としての考えを書かして頂きます
私は29年間治療家として臨床に携わっておりますが
腰椎椎間板ヘルニアと診断されても
手術を必要とする方と
手術を必要としなく
保存治療で経過を観察して行った方が良い方
この二通りがあります
私の経験上ですが
手術を必要としない方の方が圧倒的に多いように思えます
もちろん手術を受けた方が良い方もおられます
ただ、出来るだけ手術をせず保存治療で治した方が
後々の腰や体全体には良いように思えます
現在は傷口も小さく体への負担も少ない手術もあります
しかし、ある程度の年数が経てば
椎体への変性も現れたりする場合もあります
傷口の所に瘢痕化進み
独特の硬さを呈し
手術前とはまた別の痛みや体調不良を訴える方も少なくありません!
腰椎椎間板ヘルニアと診断されても
Drや我々治療家ともよく相談し
いろいろな可能性を心掛けて見られてはどうでしょうか!
※上記しておりますが
緊急の手術を必要とされる方もおられます
おしっこが出ない!
直腸反射が出ている時には
必ずDrの指示に従って下さい
(私の腰椎椎間板ヘルニアの治療)
まず、なぜ椎間板が突出したかを考えます
私の考えですが
体全体のバランスが悪くなり
線維輪に少しずつ負担がかかり
その負担部が虚弱化となり
ある時、ちょっとした動作で髄核が飛び出したり
虚弱部位から少しずつ髄核が飛び出して来た
そのように考えています
つまり、腰椎椎間板ヘルニアであっても局所のみにとらわれず
体全体のバランスを整え
そして、負担のかかっている線維輪の負担を取ってやる!
それが私の腰椎椎間板ヘルニアの治療に対する考え方です
治療に入ります
全体のバランスを整えるには
やはり、腹部が重要になります

もちろん、抹消を始め
体全体の治療は施します

そして、腰椎椎間板ヘルニアは
腰部から坐骨神経に沿って症状が出ます
まず、腰部の治療です
腰部を治療していると
細かい所にしこりがあったり
ちょっと押さえただけで痛がったりする所があります
私はこの状態の感じを
「干からびた田んぼ」と例えます
この「干からびた田んぼ」に水をどんどん送ってやり
田んぼを耕して行きます
人間の体では血液をどんどん送ってやり
血流の良い状態にするという事です

そして下肢の治療です
坐骨神経に沿って
必ず大小のしこりが出現しています
そのしこりを治療し血液循環を良くし
坐骨神経に血流を送って行きます

これは私の東洋医学的な考えです
腰椎椎間板ヘルニアの症状は
足の太陽膀胱経に出現します
私は膀胱の動きを良くする事で
坐骨神経にも良い影響を与えると考えています
手のひらの膀胱の反射区です

足裏の膀胱の反射区です

ここには足の太陽膀胱経の京骨という経穴があります
膀胱には非常に重要な箇所です

●腰椎椎間板ヘルニアの主要経穴
腰部 腎兪 大腸兪 膀胱兪 次髎
下肢 承扶 殷門 委中 陽陵泉 崑侖
※手術をされた方
下の写真は腰椎椎間板ヘルニアの手術をされた方です
(レーザーや内視鏡下での手術の傷口は少しの範囲です
しかし、手術方法はヘルニアの突出具合やその方の症状によって違って来ます)

私も出来るだけ手術をせず
患者様の体の負担にならないようにと思っていますが
やはり手術が必要な場合もあります
手術後ですが
だいたいの方は手術をする事により
神経根を圧迫していた痛みは取れます
しかし、手術をする事により
周囲の筋肉が硬くなり
瘢痕化を形成する方も少なくありません
手術前とはまた違った痛みが出る場合もあります
また、手術では局所のみしか治療はしてません
腰から下肢にかけて坐骨神経の走行に沿って
血流が悪くなり筋肉のしこりが出来ているはずです
これらは手術をしたからといって取れる訳ではありません!
下の写真は上写真の手術後の方です
神経根の痛みは取れていますが
種々の体調不良を訴えて治療に来られています
治療前、体幹の動きです

治療後です
体全身の筋肉がほぐれ
スムーズに体幹が動くようになりました

また、瘢痕組織も形成されています
超音波(フィアクション)は瘢痕組織に最適です
ローリング治療後
超音波を併用する事で
より良い治療効果が期待出来ます

このように手術をされた方の治療も
非常に大事になって来ます
腰椎椎間板ヘルニアは
我々治療家でも様々な考えがあると思います
治療家によって治療方法も異なりますが
私はローリング治療は最も最適と考えております
以上の事から
腰椎椎間板ヘルニアに対して
ローリング治療は十分にお役に立てる事は多々あります
★痛み、体調不良でお困りの方
ぜひ、ご相談下さい!
(下記メールアドレスをクリックして頂き、お問い合わせにてご連絡下さい)
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