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頭痛

2009.12.30 (Wed)

頭痛には「緊張性型頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」があります
これらについて書きたいと思います

■緊張性型頭痛

頭痛の中で一番多いタイプと思われます
私が患者様を診察、治療していて思う事は

やはり、肩から首にかけてのコリ
つまり血流障害が原因です

緊張性型頭痛の場合、強い痛みではなく鈍い痛み
つまったような感じという慢性的な痛みや重苦しい痛みが特徴です

原因としてデスクワークで一日中PCを見ている
会社などでの対人関係のギクシャクなどが原因と考えられますが

ここで問題となる事ですが

慢性的な重苦しさのため
市販の薬剤などでごまかしている人が非常に多いです

頭痛が出るという事は
何らかの血流障害が頭や脳にあり

その血流障害を治そうとしている自然治癒力の反応
頭や脳に血流を良くしろ!という体からのサインと私は考えています

この自然治癒力や体からのサインを無視して薬剤だけに頼っていると
体全身の血流がどんどん悪くなり

腰痛や膝痛、女性の場合だと子宮筋腫や卵巣囊腫など
新たな病気を引き起こして行くと私は考えています

市販の薬だと「バファリン」などが代表的と思いますが
薬だけに頼っていると

頭痛どころか種々の病気を引き起こし
薬漬けの生活、薬スパイラルに陥って行くと私は考えています

■片頭痛

女性に多く見られると思いますが
片側がズキンズキンと

脈と平行する拍動性頭痛が特徴と思われます

前兆として、視力障害やかすみ目、
視野が狭くなったりとする場合もあります

一度痛みが始まると
数時間から時には数日続く事もあり

吐き気、めまい、腹痛などを伴い
痛みのために寝込む人も少なくありません

中には精神的に苦痛を強いられ
うつ傾向になる人もおられます

原因として、脳内の神経伝達物質であるセロトニン(動脈を収縮させる働き)が
何らかの理由で異常に放出され

そのため血管が必要以上に絞られたあと
自然治癒力が働き

血管が異常に拡張して痛みが出るという説があります

この時に問題となる事は
なぜセロトニンが異常に分泌されるか?という事です

セロトニンは脳内の神経伝達物質です

異常に分泌されるという事は
神経を異常に伝達しなければならないという事がいえると思います

という事は

何らかのストレスが急激に加わり
または常日頃から蓄積されていたりと

私はこれらが大きな原因に一つと考えています

また、片頭痛は女性に多い疾患です
生理痛や生理不順を伴っている方も少なくありません

という事は、ホルモンのアンバランスによって
脳内にもストレスが加わり、

片頭痛の原因になるのでは?

もちろん片頭痛は男性にもおられます

男性の場合も何らかのストレスから
ホルモンのアンバランスを生じていると考えます
(もちろん、ホルモンバランスの異常だけが原因ではありません)

これらの事から片頭痛の患者様には
片頭痛の事だけではなく

何らかの体調不良や疾病がないか
既往歴も重視して患者様の治療に当たるように心掛けています

■群発性頭痛

群発性頭痛は非常に激しい痛みを強いられます
「頭が割れるような感じ」「片目を火鉢でえぐられるような感じ」と

非常に激しい表現をされます

群発性頭痛の場合、痛みがあまりにも激しいため、
まずは病院で診察、治療されると思います

治療としては急性の痛み、発作を沈めるために
皮下注射を行ったり、血管を収縮させる薬を投与されたりと

発作を抑える治療が主であります

時には酸素ボンベで酸素吸入をされるそうです
群発性頭痛に対する私の考えですが

脳に行く血管が急激に拡張している事が考えられます
とくに内頚動脈の異常拡張はよくいわれます

群発性頭痛の場合
まずは発作を抑えることです

発作が収まってから治療に入ります

●頭痛の治療
これはどの治療にも同じことですが
やはり全身の血流を良くしてあげるのが

まずは第一です

下の動画をご覧下さい
[高画質で再生]

血管美人で診る血液の流れ [レンタルサーバー]
分かりにくいですが、

血流の流れにバラツキがあります

血流の速い所や遅い所があります
血管が拡張してる所や収縮している所

いろいろです

これらが積り積り
脳に行く血流にバラツキがあり

脳に行く血管、とくに内頚動脈が異常に拡張したり
異常に収縮したりしている事が言えると思います

そういった血管の拡張や収縮を万遍なくし
血流も早い所、遅い所のバラツキはなくし

まんべんなく血流が流れれば
頭痛も緩和すると私は考えています

以上が全体的な治療の目的です

(こめかみなどの片側が痛む場合)
・患者をあおむけに寝かせ、両手45度くらいに開かせ
患部に向かって支正穴をローリングします
支正穴

・同じく足を開かせ、痛みのある方の反対側の足にざぶとんを当て
蠡溝をローリングします
蠡溝穴

・同じく足を開かせ、痛みと同じ方にざぶとんを当て
俠谿穴にローリングします
きょうけい穴

※経穴を重視した治療

(後頭部が痛い場合)
・患者をあおむけにし、手足を外転45度くらいに開かせ
列欠穴にローリングをします
鼻孔の小さい方に施します
列欠穴・?

・患者をうつぶせとし、足を開かせ
飛陽穴をローリングします
この時、アキレス腱を比べ、緊張のある方に施します
飛陽穴

・患者をうつぶせとし、八髎穴にローリングをします
この時、下片、肛門へ引き下げるようなローリングを施します
はちりょう穴

※なぜ、八髎穴を施すか
骨盤と頭蓋骨は相関関係にあると考えられています
一方が緊張すると他方はゆるんでいると

シーソー関係を示す事が多い
そのために後頭痛の場合に施す

(頭全体が痛い時)
・患者をあおむけとし、手を開かせる
左右の郄門穴を調べ、緊張のある方をローリングします
げき門穴

・患者をあおむけとし、左右の足関節の動きを比べる
動きの悪い方の豊隆穴にローリングをします
豊隆穴

・患者をあおむけとし、顖会穴にローリングをします
しん会穴

・患者をうつぶせとし、玉沈穴をローリングします
玉沈穴

(頭が思い時)
・これは、治療の中で腸骨陵から脊柱起立筋、肋骨弓に沿って
症候器という器具を使って施す治療がありますが
この時、志室穴と腎兪穴を意識して治療して行きます
腎兪穴

・患者をあおむけとし、百会穴、通天穴、絡却穴をローリングします
百会穴・?

●総論
頭痛にはまだまだ解明されていない所も多いです
しかし、患者様にとっては非常につらい苦痛を強いられます

頭痛専門の外来まであります

しかし、我々ローリング療法師にもお役に立てる事は多々あります
上には私の頭痛に対する考え方や治療方法を書いています

頭痛に対して悩まされている方
ぜひ、ご相談して頂きたいと思います

★痛み、体調不良でお困りの方
ぜひ、ご相談下さい!
(下記アドレスをクリックして、お問い合わせページからご連絡下さい)
          ↓
info@ashiya-rolling.com


ラグビー治療院
芦屋i院・豊中院 ローリング健康センター
http://www.ashiya-rolling.com


※頭痛といっても脳腫瘍や髄膜炎などの重篤な疾患が原因の場合があります
まずは脳神経外科などの専門家の診察が重要です

そして異常がなければ(実際には異常がない方が多数を占めると思います)
我々のローリング治療を受けて見られてはどうでしょうか!
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10:21  |  治療  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

コメント

実は12月の後半、ずっと右側後頭部に焼ける様な頭痛があり、前後してめまいもありました(--〆)

半分はさまざまなストレス・後の半分は冷えによるものと思ってましたが、改めて『ラガさんとご近所ならよかったのに』と思ってしまいました(~o~)
現在は冬休みでのんびりしてだいぶ楽になってます(*^_^*)
トランザム |  2010.01.03(日) 14:41 | URL |  【編集】

トランザムさん、いつもいつもコメントありがとうございます。

ストレスでしょうね、
めまいも血流を流そうとしている自然治癒力の反応と私は考えています。とにかくリラックスして大事にしてくださいね!

実は僕も年末にかなりのストレスを抱える事がありました。その時、右目に何かコロコロする感じが突然に現れ、右目が真っ白になり、ほとんど視界が無くなりました。ストレスがかかった原因も解決し、病院に行こうと思っていたんですが、その後、次第にコロコロ感も無くなり、目もハッキリと見えるようになりました。

私はいつもストレスが疾病や体調不良の大きな原因といっていますが、改めてストレスの怖さを思いしらされました。

お互いに体が資本です。くれぐれもストレスをためないよう体に気をつけ、今年も一年頑張りましょうね!
 |  2010.01.03(日) 15:05 | URL |  【編集】

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