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腰痛http://kouzushima.blog66.fc2.com/blog-entry-1313.html

2010.01.11 (Mon)

腰痛を経験されてない方は
ほぼ皆無といって良いのではないでしょうか

ほとんどの方は腰痛を経験されたと思います

また、腰痛と一言でいって
簡単に捉われる時があると思います

ところが本人にとっては非常につらく
苦痛を強いられます

時には仕事にも差し支え
死活問題にもなる時があります

それらについて
私の経験も踏まえ腰痛に対して書きたいと思います

まず、腰痛といってもそのメカニズムは様々です
まずは腰痛のメカニズム、種類について書きたいと思います

●腰痛の種類

〇背骨に原因のある腰痛
 
 ・椎間板ヘルニア
  ※椎間板ヘルニアについてはこちらをご覧下さい→ 椎間板ヘルニア
 ・変形性脊椎症
 ・腰部脊柱管狭窄症
 ・脊椎分離症
 ・脊椎すべり症
 ・脊椎カリエス
 ・骨粗しょう症 etc

〇筋・筋膜性腰痛

〇姿勢から来る腰痛

〇内臓の病気が原因で起こる腰痛
 ・腎臓結石
 ・尿管結石
 ・婦人科の病気
 ・泌尿器科の病気
 ・悪性腫瘍 etc

以上が腰痛を引き起こす様々な原因と思われます

脊柱に異常がないか
または、内臓から来ている腰痛か

時にはDrの診断を仰ぎ
Drの指示のもとに治療を施して行かなければなりません

ところが私の経験上
一番多いのが筋・筋膜性腰痛です

今回は筋・筋膜性腰痛について書きたいと思います

痛みの出方や原因は様々です

痛みの出方とは、どの筋肉に痛みが出ているか
その筋肉のどの辺に圧痛、しこり(筋肉の硬結)があるか

これらをよく診察して行かなければなりません

痛みの原因に対しては
仕事やスポーツによる局所の使い傷めや負担

または内臓からの関連痛
これらがあります

ここでは局所の筋肉、
それぞれについて書きます

1、脊柱起立筋

脊柱起立筋は腸肋筋、最長筋、棘筋の3筋の総称であります
全体として脊柱の下位から上方にむかって走る筋で

脊柱を支持し、これを伸展させる作用があります
ここでは腸肋筋と最長筋について書きます
(棘筋については腰部というよりも背部になるためです)

・腸肋筋

私の経験上、腸肋筋の痛みの出てる所
しこりの出ている所は筋腹の外側縁、内側縁に出ている事が多いと思います
(もちろん真ん中に出ている場合もあります)

この箇所のしこりを治療するには
私はビューティーミニ・ローラーで軽く治療するのが最適だと思います

というのは、この箇所の痛みは深部よりも表層に出ている場合が多いためです
腸肋筋へのアプローチ

痛みの出ているしこり(筋肉の硬結)にローリングを当て
体幹の前屈や側屈といったストレッチも有効です
腸肋筋のストレッチ

・最長筋

この筋肉も筋腹の内・外側にしこりが出やすく
その場合にはビューティーミニ・ローラーが最適だと思いますが

筋肉の真ん中当たりに、柱のようなしこりを形成している場合があります
この場合、深細部ローラーで治療するとより効果を発揮します
最長筋への深細部での治療

また、あまりにも深部にしこりがある場合
鍼治療も有効です
(鍼治療が苦手な方もおられますので、あくまで患者様の意思です)
最長筋への鍼治療

三相交流中周波治療も有効です
(この機械もお勧めです)
椎間板ヘルニア術後の中周波

2、多裂筋

脊柱起立筋の下層にあって下位椎骨の横突起から起こり
内側上方に走って上位椎骨の棘突起に向かう

作用は脊柱起立筋に共同する

この筋肉ですが、患者様の訴えとしてあまり痛みを訴えられてなくても
腰痛をお持ちの方を治療すると

必ずといっていいほど圧痛やしこりが出ています
この場合、ビューティーミニ・ローラーが私には最適だと思います

この時、棘突起よりにしこりが出ているか
棘突起と横突起の真ん中しこりが出ているか

横突起よりにしこりが出ているか
これらを診ながら治療しています

また、そのしこりの出方ですが
多裂筋といえば索状の筋肉ですが

筋肉の形とは打って変わり
そのしこりの出方はコロコロだったり、線状になっていたりと様々です

こういういい方はおかしいかも知れませんが
治療をしていても非常に楽しいです

私は多裂筋に対する治療は
ローリング療法が一番と確信しています
多裂筋へのアプローチ

3、腰方形筋

腸骨稜と腸腰靭帯から起こり第12肋骨に着く
内側部には腰椎の肋骨突起に起着する筋束もある

作用としては腰椎をその側に曲げます

腰方形筋の治療ですが
一番アプローチしやすいのは患者を横向きとし

症候器で治療するのが私には一番やりやすいように思えます
腰方形筋を症候器でアプローチ

腰方形筋といえば深部筋です
(腸肋筋の下にある事を確認しながら触診します)

ところが腰方形筋に痛みが出ている方は
L2~3外方にちょっとした圧で痛がる箇所

しこりが出ているように私には感じます
この場合、私はローリング器具を使わずに

指で軽くうっ血を取り除く治療をします
これだけでも十分に腰方形筋の治療になると私は考えています
腰方形筋の指でのアプローチ

また腰方形筋の場合、超音波治療器も有効と思います
というのは超音波は心地の良い刺激で

深部にまで振動を伝えられるためです
私は腰方形筋の治療は、決して強い刺激は厳禁と考えています

4、腸腰筋

腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の二つの筋肉からなります

大腰筋は腰椎全体から
腸骨筋は腸骨窩全域から起こり

両筋下方部は合して鼠径靭帯の下を通って骨盤腔外に出て
大腿骨小転子に付着する

作用は股関節の屈曲
大腿骨を前方に挙げる事を意味する

①大腰筋
側臥位で腰方形筋の前縁部から症候器を入れて行きます
すると鼠径部に心地良い響きを感じる所を確認します

この時、大腰筋を治療していると思っていいと思いますが
大腰筋に達するまでに腸肋筋や腰方形筋のうっ血による痛みで

大腰筋まで触圧できない時も多々あります

そういった場合は痛みの出ている表層から治療し
数回に分けて大腰筋まで達すれば良いと思います
大腰筋を症候器でアプローチ

また、患者を仰臥位とし患者の大腿部を片方の手で持ち
片方の手に症候器を持って鼠径部辺り(大腰筋の付着部)から

大腰筋の起始部に向かって押圧を加えます
この時の大腰筋に響くような感じがある所を探します

これが大腰筋の治療になると私は考えています

また、大腿部を持っている手を動かし
症候器を当てている箇所を動かすようなストレッチをしたり

逆に股関節を屈曲をして圧迫を加えて行くと
大腰筋がかなりほぐれて行きます
大腰筋のストレッチ

②腸骨筋
腸骨筋は腸骨窩全体から始まっているため
患者を側臥位とし

腸骨稜に沿って症候器を当てて行きます
腸骨筋をストレッチ

また、患者を側臥位のままで片方の手で大腿部を持ち
腸骨稜に沿って症候器を当てます

この時、痛みのあるしこりを探し
軽く圧迫を加えストレッチ

股関節を屈曲して圧迫を加える事により
より良い効果が期待できます

最近はスポーツヘルニアという言葉をよく聞きます
腹壁に弱体しているところに痛みが出るといわれます

私は腸腰筋も関係している場合もあると思います

腸腰筋は腰痛がなくても単独にも痛みが出るところです
非常に重要な筋肉と考えています

●腹部の治療
腰痛の反射区

腹部の反射点

上には局所の筋肉について書きましたが
私は内臓もほぐし治療して行きます

腹部にはいろいろな反射区があります
それらも意識しますが

内臓は体の中で真っ先に血流が悪くなるところです
顔色が悪いと言うのは内臓の血流が悪くなっていると言う事です

と言うことは
体の中で一番自律神経が集中している所と言えます

内臓は平滑筋と言って
自分の意思では動かせない自律神経支配です

内臓をほぐすことによって
体全身がほぐれます

とくに腰痛には
必ず内臓をほぐすことが基本的な治療となります

以上ですが
腰痛のメカニズムをあげれば限りはありません

筋・筋膜に対しての私なりのアプローチの仕方を書きましたが
このアプローチに対しても人それぞれであり

いろんな考え方もあると思います
私自信もまだまだ考えさせられる事があります

〇腰痛Ⅱ
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