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足底腱膜炎

2012.11.18 (Sun)

踵骨(かかと)と足の指の付け根にある骨をつなぐ扇状の膜を足底腱膜と言う

そのかかととの部分に炎症を起こした状態を「足底腱膜炎」または「足底筋膜炎」と言う!

多くは踵の前辺りに痛みがあり
主に40~50歳代以上で発症する事が多いが

若いアスリートにも多々見られる!

足の甲の骨はアーチになって体重を支えている
そのアーチを弓の弦のようにピンと張っているのが足底筋膜である

使いすぎによるアーチの低下
その状態でのさらなるオーバーユーズ

そして炎症を起こす

起床後の一歩目が痛く
時間とともに痛くなるのが典型的な症状である

レントゲンで骨棘を確認する事もある!

(治療)

保存療法が原則であり

大腿、下腿、足底部(急性期は避ける)のストレッチ、
足底板、テーピングによる足のアーチサポート、

超音波、タオルギャザーやグーパー運動の足底筋の筋力強化、
不安定板を使ったバランス訓練

これらを施しながら
アクティビティーを下げる事により

ほとんどの場合は軽快して行く!

ところが私の元に来院される患者様を診ていると

これだけでは治癒しにくい!

そのような患者様が来られます。

私の印象として「足底筋膜炎をこじらしている!」

「足底腱膜炎」の場合

踵の前方内側
下の写真のローラーが当たっている部分に圧痛が出ます
足底腱膜炎

ところが重症となって来られる方は
この部分だけに痛みが出ているのではありません!

下の数枚の写真ですが
こじらした足底腱膜炎の方にはすべての箇所に圧痛がありました
外側

小趾外側

小趾内側

足底腱膜炎

母趾内側

脛骨下端部

踵骨外側

踵骨内側

これらすべての箇所に圧痛が出現していました

こうなると足を踏ん張るどころか
立っているだけでも痛みが出ます

人によれんば立っているだけで冷や汗をかく方もいます

治療としては
圧痛部分一つ一つにアプローチをかけて行きます

この時、ローラーをかけて見ると

ほとんどの場合
ほんの少しの圧で圧痛が著明であります

これら圧痛一つ一つ取って行きます

また、こう言う方もおられます

親指を上げて浮き足となって歩いている方
この状態で歩いたり走ったりすると

当然足底腱膜に過度の負担がかかります
こうなればアーチが崩れている方もおられます

この場合、圧痛が出現している部分もしますが
足趾を広げ親指を浮かせず

足底腱膜にかかる負担を減らすテーピングを施します

このテーピングをする事により
足趾に力が入り易くなり

足底腱膜への負担の減少
足底筋の筋力の増加

アーチの形成の補助
これらが期待出来ます

また、足底腱膜炎の方を診ていると
巻き爪の方が多いです

巻き爪の方は足が踏ん張れず
指を上げて歩いたり走ったりします

浮き指の方と同じで足底腱膜に過度の負担がかかります

この場合ですが
圧痛部分を治療しながら

巻き爪の治療にしなければなりません!

(施術前)
※母趾の小趾よりが赤くなり、
少し化膿されています。
巻き爪

(施術後)
巻き爪の治療後

上記しているように
私の所へ来られる方は

ほとんどが足底腱膜をこじらし
いろんな箇所に発症し教科書通りには行かない方ばかりです

このように足底腱膜炎をこじらすと、
選手生命やせっかく大好きでされているスポーツ

これらの継続に支障を来します

「こじらした足底腱膜炎」を治療する時
一つ一つの痛みに対して

患者様とのコミュニケーションが非常に大事で

足底腱膜炎に関しては
きめ細やかな施術が必要です

〇足底腱膜炎Ⅱ
http://kouzushima.blog66.fc2.com/blog-entry-1314.html


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