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アキレス腱周囲炎

2013.02.15 (Fri)

アキレス腱は腓腹筋、ヒラメ筋が踵骨後方に付着する部分であり
足関節底屈筋の主動筋である

歩行、走行、跳躍などの際の足関節底屈に大きな役割を果たす
停止時やジャンプの着地時に大きな張力が働く

スポーツ動作を原因としてアキレス腱および周囲に炎症を起こす
いわゆるover use症候群として
アキレス腱への負荷増大とその頻度が原因となる!

私の経験上、アキレス腱に痛みが出る方は
足関節が回内になられている方が多いように思います
常にアキレス腱に伸展力をかけ
内側に圧迫力が加わておられます

何らかのスポーツをすると
地面に足部が着地する際
着地前半では足部は回外し
着地前半では回内しアキレス腱に捻じれをかけます

この繰り返しにより
アキレス腱に小断裂が生じます

足関節が正常な位置であれば
この繰り返しを行っても
少々では痛みは生じないと思えます

ところが上記しているように
足関節が普段から回内されている方は
この着地の動作により
よりアキレス腱に小断裂を生じ
痛みが発生しやすいと私は考えています

また、以前にこのような患者様もおられました

足関節を一見すると
内側に向いている
いわゆる内またでありO脚です
来院された理由は、
やはりアキレス腱周囲炎です

※その時にUPしたブログです

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「アキレス腱が痛い!」といって、来られる患者さんです

普通、少しくらいの痛みでは我慢されます
来院されるときには、辛抱ができないようになって来られ
そのときは、アキレス腱が肥厚といって分厚く感じます
e0061361_1224395.jpg
写真では少し分かりにくいですが、なんともないアキレス腱とでは
つかんだ感覚がぜんぜん違います
このときに少しでも強くつまむと、患者さんはかなり痛がります

ローリングで治療をしていくと、ふくらはぎに「しこり」を感じます
e0061361_1264022.jpg

私の経験ですが、ふくらはぎの外側(外側誹腹筋)の上方に、大きな「しこり」がでます
その他にもハムストリングス、臀部、腰、背中も全部治療していきます
いずれも硬い「しこり」が出ていますので、丁寧にほぐしていきます

ただ直接治療すると、かなりの痛みを訴える人がいますので
直接の治療は、さけた方が良いです
私の場合体全身をほぐし、超音波で直接の治療はします
e0061361_293244.jpg

そして、治療は終わりですが
アキレス腱に肥厚がある人は
O脚のなられている方や
足関節が必要以上に回内されている方が多いです
この方は内股のO脚です
e0061361_137989.jpg

ただこの方は、年齢がまだ20才なので目に見えてのО脚は分かりませんが
かなりのО脚または変形性膝関節症の予備軍です
すでに、腓骨が脛骨から離れかけています
e0061361_1404140.jpg

治療は、「しこり」をほぐしていくと痛みは取れます

しかし、予防も大事です

О脚になっていくと、膝が反張膝といって
後ろに反り返っていきます
おしりが突き出た格好になります
そうすると、おしりが突き出ているために腰が後弯します
背中が前に倒れていくため反り返ろうとします
次に、首が後方に倒れてれて行きます
後方に倒れたままでは、前が見えず歩けないので、今度は首を前に倒します
また、このような背筋では肩の動きがどんどん悪くなります。

今日来られた患者さんは、まだ20才なので目に見えて分かりませんが
歳をいくにしたがって、上記のことが顕著に現れて来ます

そして、こような人は60才くらいになると
膝関節の変形がきつくなって来ると思えます

これがアキレス腱周囲炎についての、私の見解です

付け加えですが
アキレス腱周囲炎の人がよく言われることですが。

「そのうち、アキレス腱が切れませんか?」

私の経験上、このような人はアキレス腱断裂、あまりありません
アキレス腱断裂は、何も意識しないとき
学生の頃、バリバリの体育会系の人が
今は何もしなく筋力が弱っている30歳前後の方
このような方が昔の意識で運動をした時によく発症します

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以上が以前に書いたブログです

今回はこれに少し付け足したいと思います

アキレス腱周囲炎は腱鞘がなく
パラテノン(疎性結合組織)に包まれており
アキレス腱周囲炎は他の腱の腱鞘炎に相当する
パラテノンの肥厚や炎症細胞の存在
腱実質との癒着が見られるが
腱自体の変化はほとんど無いとされている!

この通りだと思います

またアキレス腱周囲炎で来院される方は
アキレス腱自体にもそうなんですが
周囲に痛みを訴える方が多いです

例えば、踵骨の内側
踵内縁

踵骨の外側
踵骨外側

アキレス腱付着部
アキレス腱停止部

脛骨の際、後脛骨筋の下、内果の後方
アキレス腱内側

踵骨の中央
踵骨中央

アキレス腱周囲炎の方を治療していて経験上
いろいろな所に痛みが出ています

このような痛みが出ている所を
少しずつ丁寧に治療して行きます

以前に書いたブログでは
アキレス腱と下腿三頭筋に発生しているしこりの治療について書いています
これよりもさらにアキレス腱周囲に生じている痛みの治療
今回はこれについても書きました

発症当時は以前に書いたブログの治療でも十分かも知れません
しかし、私の所に来られる方はこれだけではなく
ほとんどの方がアキレス周囲炎に痛みが発症し
アキレス腱周囲炎をこじらしている方がほとんどです

アキレス腱周囲炎をこじらすと
好きなスポーツに支障を来します
ひどい場合はスポーツをあきらめる場合もあります

このような方々はぜひ相談して頂きたいと思います

ラグビー治療院
http://www.ashiya-rolling.com
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18:25  |  ラグビー  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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