スポーツ障害・ラグビー
2013.02.19 (Tue)
ラグビーはタックル、スクラム、ラック、モールなど
コンタクトが含まれるボールを用いた
格闘技的要素を含んだスポーツである

〇ゲーム中に発生する外傷
・足関節捻挫
・頸部損傷
・脳震盪
・大腿部打撲(挫傷)
・肩関節脱臼
・肩鎖脱臼
・膝関節捻挫(前・後十字靭帯、内側々副靭帯、内・外側副靭帯)
・腰部捻挫
・肋骨骨折 ・舟状骨骨折 ・中手骨骨折
・鎖骨骨折 ・橈骨遠位端骨折 ・膝蓋骨骨折
・手指骨折 ・足関節果部骨折 ・下顎骨骨折 etc
上記している外傷は
私が経験して来たものです
このようにラグビーと言うスポーツは
非常に外傷の多いスポーツです
出来るだけ外傷は予防しなければなりません
外傷の予防は非常に難しいと思われるかも知れません
しかし、100%は無理ですが
私はある程度の予防は可能だと考えています
ラグビーも他のスポーツと同様
パフォーマンス向上のための練習
筋力トレーニングをされます
この際、周囲にいてるトレーナーや医療人は
・予防するためのパフォーマンスの向上
・予防のためのテーピング
・このような時にはこのような外傷が考えられると言う
外傷に対する意識の強化
(外傷の種類や発生機転を理解させる事で
いざと言う時に体が未然に防ぐ動きをとります
※ただこれも100%ではありませんが)
これらを教授し理解させる義務がある

上の写真は肩関節脱臼の直後です
肩関節脱臼も突発的に発生し
完璧な予防は無理とは思います
筋力を鍛えると肩関節脱臼の予防となると言いますが
私の経験上、あまり意味は無いと思います
20年位前の大相撲で横綱がよく脱臼をされていました
横綱は腕立て伏せを200回位平気でされていました
ところが筋力だけでは肩関節脱臼の予防は出来ませんでした
私は肩関節脱臼に関しては
意識が非常に大事と思います
しかし、普段の練習から肩関節脱臼の発生起転を理解させ
危ない肢位を取らせない体の持って行き方
これが非常に大事です
下の写真は肩関節のテーピングです

テーピングの張力だけでは
肩関節脱臼の予防はまず不可能です
しかし、肩関節にテンションをかける事により
脳が刺激されセンサーが働きます
肩関節脱臼の予防には
筋力、発生起転、テンションをかけセンサー(感性)を働かす
これらが大事と思います
足関節捻挫であればテーピングを施します
テーピングのテンションだけでは
足関節の動きを止める事は不可能ですが
テンションが脳に刺激を与えます
その刺激がセンサーとなり
ある程度の捻挫の予防となります


鎖骨骨折であれば
コンタクトをする前に
鎖骨を出来る範囲で自分で叩く
そうする事でCaイオンを吸収しやすくなり
骨の強化が計れる、
※Wolffの法則
骨組織は、刺激が乏しいなかでは萎縮を起こし、通常刺激では骨は維持される程度である。しかし、少し強い刺激を与えることにより、細胞は生理学的に活性化して増殖が行われる。また、さらに刺激が強すぎると細胞は破壊され、吸収を生じる。すなわち、生理学的限界以上の応力→骨吸収、生理学的範囲内で通常のより高いストレス→骨形成、通常の応力→骨量維持・無変化、応力が加わらない→骨吸収・廃用性萎縮の関係となる。これをWolffの法則と呼ぶ
肋骨骨折であれば
相手から自分を守れるパスの仕方
肋骨を守るための当たりの仕方
これらをパフォーマンス向上だけではなく
外傷の予防としても教える
膝関節捻挫・前十字靭帯であれば
大腿二頭筋の筋力の強化やストレッチ
膝に負荷を出来るだけかけないため
足関節や股関節の柔軟性の強化
動揺性がある選手であれば
テーピングでテンションをかけ
センサーの強化を計る
四っつだけしか書いていませんが
それぞれに予防する意味はあるはずです
少しの事でも意識し予防する事です
〇慢性的な障害
・腰痛(腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、筋筋膜性腰痛)
・頸椎損傷
・Groin pain ・Slap lesion ・上腕二頭筋長頭腱炎
・アキレス腱周囲炎 ・足底腱膜炎 ・シンスプリント etc
これらはどれを取っても
他の競技である障害です
ただ、ラグビーは15人でするスポーツです
ポジションにより役割は変ります
負荷をかける所は全然違って来ます
ポジションにより障害部位を考えたいと思います
■フロントロー(プロップ、フッカー)
セットプレーの際に要となるポジションである
スクラム時には後ろ5人
前(相手)8人からの押しが加わる
そのため頸部、背部、腰部、ハムストリングス、下腿三頭筋と
上半身、下半身ともに相当な筋力が必要である
スクラムを組む際には首を反らし相手を突き上げる
またスクラムが崩れた際には
自分を守るためのパフォーマンスの向上を求められる
とくにフッカーは両プロップを両手でバインドしているため
直接頭部、顔面から落ちるため
特に頸部の筋力の強化が必要である
また腰椎にも相当な負荷がかかるため
腰椎分離症を発生させる選手も多い
常日頃からのメンテナンスも非常に重要である
またフッカーの場合
ラインアウトでスローイングをする選手が多い
スクラムで肩をぶつけ常に衝撃を与えている
Slap Lesion、肩板損傷を訴える選手もいる
練習後のRICE処置等のメンテナンスを怠らない事である

■セカンドロー(ロック)
フロントローと動様でセットプレーでの役割が重要である
フロントローよりも走力が求められ
ボールを持って相手にコンタクトする場面も多い
キックオフ、ラインアウトでのジャンパーになる場面が多く
下肢の筋力の強化、柔軟性、平衡感覚が求められる
空中でボールを獲得するため
肩関節の柔軟性、ボールハンドリングスキルが求められる
そのため常に肩関節を強化し肩甲骨の動きを良くする、
そのためには肩関節ばかりでなく
股関節の柔軟性も必要である

■バックロー(フランカー、NO、8)
相手FWのサイド攻撃
相手BKへのディフェンスと
タックルに行く機会が多いポジションである
そのため肩鎖関節脱臼・損傷、鎖骨骨折等が考えられる
また、FWの攻撃、BKへのフォロー
ラック、モールへの参加と
アタックに対してもコンタクトを要するポジションである
競技レベルのパフォーマンスの向上のみならず
外傷を防ぐパフォーマンスの向上も考えて欲しい!
■ハーフバックス(SHとSO)
FWとBKをつなぐポジションである
ゲーム中の移動距離はチームで最も長い
☆SH
・これらのため高い持久力のための有酸素運動
・俊敏性を求められるための無酸素運動
・非常に高いハンドリングスキルのための感性
・身体的疲労状態でも、冷静な判断能力を要求されるためのメンタル面
☆SO
・高い持久力のための有酸素運動
・俊敏性を求められるための無酸素運動
・15人の司令塔となるための判断能力に対するメンタル面
・非常に高いキックスキル
これらがすべてが必要となる
これらすべてを発揮出来るためには
常日頃からの体のメンテナンス
集中力強化のためのメンタルトレーニング
これらが非常に大事である
またSHは転がっているボールを拾うとする時
mallet fingerが非常に多い
これを回避することは不可能であるが
発生起転を選手にしっかり理解させる事で
それを回避するプレーが出来るのではないか
少しでも予防出来ると思う

またSOに関しては
Groin pain syndromeが非常に多い
これは常日頃のメンテナンスで充分予防は可能である

■CTB
展開プレーに中心的ポジションである
自分が犠牲となってポイントを作りに行く
(相手ディフェンスを引き寄せるためである)
その際、大腿部打撲を伴うことが多い
この時、打撲と言うより挫傷、
いわゆる肉離れの状態になっている
やはり外傷を避けるためのパフォマンスの向上
前もってタオルやスポンジを大腿部にかませ
少しでも衝撃を減少させるべきである
またタックルに行く機会が非常に多い
これも外傷予防のためのパフォーマンス向上を
日頃の練習から意識しなければいけない
CTBはランニングコスト、バランス能力、
パススキル、コンタクトフィットネス、
すべてが必要である
これらのためには日頃の体のメンテナンスが非常に重要である


■バックスリー
WTBはチームのトライゲッターである
ランニングスピードが一番要求される
ここと言う時の俊敏性
ステップを切ったりとっさにトップスピードになれる身体感覚
無酸素運動を必要とされる
そのためにはいつでも加速出来る体勢
有酸素運動も必要とされる
ケアーとしては腰、股関節、下肢の柔軟性
持久力強化のための体全体のケアー
これらが大事である
また急なステップを切るため
捻挫に対する予防も重要である
FBはチームの最後尾に位置し
ゲーム全体の動き、流れを常に意識しなければいけない
そのため視野の視野の広さ、集中力を求められる
その際のプレー範囲、移動距離が広大であるため
持久力(有酸素運動)を求められる
またBKラインへの参加の際には
一瞬のスピード、無酸素運動を求められる
また高いキックスキルを求められるポジションでもある
Groin painへのケアーは重要である
とっさの俊敏性のための腰、股関節、下肢ケアー
持久力を求められる体全体へのケアーは
WTB同様に重要である

(ラグビー選手の一般的治療)
基本的治療はどのポジションも同じです
【腹部〕
腹部は非常に重要です
これはラグビーに限らず
どの競技も同じです
私は体の骨格以上、痛みの根源、筋肉のアンバランスは
内臓から始まると考えています


【肩】
ラグビー選手は肩を傷める事が多いです
常に柔軟性を付けて置く事です
肩の動きが悪ければ
肩板損傷、上腕二頭筋長頭腱炎、Slap lesionの原因となると考えています
また私は肩鎖関節にもアプローチをかけます
そうする事で肩の動きは良くなります
そして肩鎖関節損傷の予防にも
完全ではないにしろ
ある程度は予防出来ると考えています


【首】
首は言うまでもなく重要です
とくにフロントローは神経根が圧迫されています

【腰】
とにかく腰痛が多い!
腰椎分離症の選手も多いです
しっかり治療します

【股関節】
高校ラグビー全国大会は一日おきに試合があります
股関節をほぐす事で相手チームとの足の動きの差
必ず付けれると私は確信しております
もちろん施術をした方が動きも良くなり軽やかです


【ハムストリングス】
ハムストリングスも重要です
大腿二頭筋肉離れの予防
また大腿二頭筋をほぐす事で
膝関節の前方への動きの制限をかけやすくなります
そうする事で前十字靭帯のセンサーに働き
前十字靭帯断裂の予防にもなると私は考えています


ラグビーというスポーツは
とにかく外傷が多いです
外傷というのは咄嗟の怪我です
しかし、私は上記している事を意識し
体のケアーを怠らなければ
完全ではないにしろ
外傷の予防になると考えています
長々とラグビーの障害について書きました
しかし、これだけをしていれば良いという事は
絶対にありません
ラグビーは若い方ばかりがプレーしているのではありません
クラブチームによれば
60、70歳になられても
現役でプレーされている方はいくらでもいます
しかし外傷は付いて来ます
少しでも予防してラグビーを楽しんで欲しいです
超一流選手もローリングを受けておられます
(元日本代表cap3、元NECグリーンロケッツ、元NTTドコモ レッドハリケーンズ、
元神戸製鋼コベルコスティーラーズ、水山尚範氏)

(NTTドコモレッドハリケーンズ 松川太郎選手)

(NTTドコモレッドハリケーンズ 吉岡宏樹選手)

※吉岡選手を治療

(NTTドコモレッドハリケーンズ 元日本代表主将cap48 箕内拓郎選手)

※試合前、宿舎で箕内選手を治療

(痛みを訴える選手へはその場での施術を施します)
※菅平合宿で痛みを訴える選手へのその場での施術

(菅平合宿、宿舎での選手のコンディショニング)

ラグビー治療院
http://www.ashiya-rolling.com
コンタクトが含まれるボールを用いた
格闘技的要素を含んだスポーツである

〇ゲーム中に発生する外傷
・足関節捻挫
・頸部損傷
・脳震盪
・大腿部打撲(挫傷)
・肩関節脱臼
・肩鎖脱臼
・膝関節捻挫(前・後十字靭帯、内側々副靭帯、内・外側副靭帯)
・腰部捻挫
・肋骨骨折 ・舟状骨骨折 ・中手骨骨折
・鎖骨骨折 ・橈骨遠位端骨折 ・膝蓋骨骨折
・手指骨折 ・足関節果部骨折 ・下顎骨骨折 etc
上記している外傷は
私が経験して来たものです
このようにラグビーと言うスポーツは
非常に外傷の多いスポーツです
出来るだけ外傷は予防しなければなりません
外傷の予防は非常に難しいと思われるかも知れません
しかし、100%は無理ですが
私はある程度の予防は可能だと考えています
ラグビーも他のスポーツと同様
パフォーマンス向上のための練習
筋力トレーニングをされます
この際、周囲にいてるトレーナーや医療人は
・予防するためのパフォーマンスの向上
・予防のためのテーピング
・このような時にはこのような外傷が考えられると言う
外傷に対する意識の強化
(外傷の種類や発生機転を理解させる事で
いざと言う時に体が未然に防ぐ動きをとります
※ただこれも100%ではありませんが)
これらを教授し理解させる義務がある

上の写真は肩関節脱臼の直後です
肩関節脱臼も突発的に発生し
完璧な予防は無理とは思います
筋力を鍛えると肩関節脱臼の予防となると言いますが
私の経験上、あまり意味は無いと思います
20年位前の大相撲で横綱がよく脱臼をされていました
横綱は腕立て伏せを200回位平気でされていました
ところが筋力だけでは肩関節脱臼の予防は出来ませんでした
私は肩関節脱臼に関しては
意識が非常に大事と思います
しかし、普段の練習から肩関節脱臼の発生起転を理解させ
危ない肢位を取らせない体の持って行き方
これが非常に大事です
下の写真は肩関節のテーピングです

テーピングの張力だけでは
肩関節脱臼の予防はまず不可能です
しかし、肩関節にテンションをかける事により
脳が刺激されセンサーが働きます
肩関節脱臼の予防には
筋力、発生起転、テンションをかけセンサー(感性)を働かす
これらが大事と思います
足関節捻挫であればテーピングを施します
テーピングのテンションだけでは
足関節の動きを止める事は不可能ですが
テンションが脳に刺激を与えます
その刺激がセンサーとなり
ある程度の捻挫の予防となります


鎖骨骨折であれば
コンタクトをする前に
鎖骨を出来る範囲で自分で叩く
そうする事でCaイオンを吸収しやすくなり
骨の強化が計れる、
※Wolffの法則
骨組織は、刺激が乏しいなかでは萎縮を起こし、通常刺激では骨は維持される程度である。しかし、少し強い刺激を与えることにより、細胞は生理学的に活性化して増殖が行われる。また、さらに刺激が強すぎると細胞は破壊され、吸収を生じる。すなわち、生理学的限界以上の応力→骨吸収、生理学的範囲内で通常のより高いストレス→骨形成、通常の応力→骨量維持・無変化、応力が加わらない→骨吸収・廃用性萎縮の関係となる。これをWolffの法則と呼ぶ
肋骨骨折であれば
相手から自分を守れるパスの仕方
肋骨を守るための当たりの仕方
これらをパフォーマンス向上だけではなく
外傷の予防としても教える
膝関節捻挫・前十字靭帯であれば
大腿二頭筋の筋力の強化やストレッチ
膝に負荷を出来るだけかけないため
足関節や股関節の柔軟性の強化
動揺性がある選手であれば
テーピングでテンションをかけ
センサーの強化を計る
四っつだけしか書いていませんが
それぞれに予防する意味はあるはずです
少しの事でも意識し予防する事です
〇慢性的な障害
・腰痛(腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、筋筋膜性腰痛)
・頸椎損傷
・Groin pain ・Slap lesion ・上腕二頭筋長頭腱炎
・アキレス腱周囲炎 ・足底腱膜炎 ・シンスプリント etc
これらはどれを取っても
他の競技である障害です
ただ、ラグビーは15人でするスポーツです
ポジションにより役割は変ります
負荷をかける所は全然違って来ます
ポジションにより障害部位を考えたいと思います
■フロントロー(プロップ、フッカー)
セットプレーの際に要となるポジションである
スクラム時には後ろ5人
前(相手)8人からの押しが加わる
そのため頸部、背部、腰部、ハムストリングス、下腿三頭筋と
上半身、下半身ともに相当な筋力が必要である
スクラムを組む際には首を反らし相手を突き上げる
またスクラムが崩れた際には
自分を守るためのパフォーマンスの向上を求められる
とくにフッカーは両プロップを両手でバインドしているため
直接頭部、顔面から落ちるため
特に頸部の筋力の強化が必要である
また腰椎にも相当な負荷がかかるため
腰椎分離症を発生させる選手も多い
常日頃からのメンテナンスも非常に重要である
またフッカーの場合
ラインアウトでスローイングをする選手が多い
スクラムで肩をぶつけ常に衝撃を与えている
Slap Lesion、肩板損傷を訴える選手もいる
練習後のRICE処置等のメンテナンスを怠らない事である

■セカンドロー(ロック)
フロントローと動様でセットプレーでの役割が重要である
フロントローよりも走力が求められ
ボールを持って相手にコンタクトする場面も多い
キックオフ、ラインアウトでのジャンパーになる場面が多く
下肢の筋力の強化、柔軟性、平衡感覚が求められる
空中でボールを獲得するため
肩関節の柔軟性、ボールハンドリングスキルが求められる
そのため常に肩関節を強化し肩甲骨の動きを良くする、
そのためには肩関節ばかりでなく
股関節の柔軟性も必要である

■バックロー(フランカー、NO、8)
相手FWのサイド攻撃
相手BKへのディフェンスと
タックルに行く機会が多いポジションである
そのため肩鎖関節脱臼・損傷、鎖骨骨折等が考えられる
また、FWの攻撃、BKへのフォロー
ラック、モールへの参加と
アタックに対してもコンタクトを要するポジションである
競技レベルのパフォーマンスの向上のみならず
外傷を防ぐパフォーマンスの向上も考えて欲しい!
■ハーフバックス(SHとSO)
FWとBKをつなぐポジションである
ゲーム中の移動距離はチームで最も長い
☆SH
・これらのため高い持久力のための有酸素運動
・俊敏性を求められるための無酸素運動
・非常に高いハンドリングスキルのための感性
・身体的疲労状態でも、冷静な判断能力を要求されるためのメンタル面
☆SO
・高い持久力のための有酸素運動
・俊敏性を求められるための無酸素運動
・15人の司令塔となるための判断能力に対するメンタル面
・非常に高いキックスキル
これらがすべてが必要となる
これらすべてを発揮出来るためには
常日頃からの体のメンテナンス
集中力強化のためのメンタルトレーニング
これらが非常に大事である
またSHは転がっているボールを拾うとする時
mallet fingerが非常に多い
これを回避することは不可能であるが
発生起転を選手にしっかり理解させる事で
それを回避するプレーが出来るのではないか
少しでも予防出来ると思う

またSOに関しては
Groin pain syndromeが非常に多い
これは常日頃のメンテナンスで充分予防は可能である

■CTB
展開プレーに中心的ポジションである
自分が犠牲となってポイントを作りに行く
(相手ディフェンスを引き寄せるためである)
その際、大腿部打撲を伴うことが多い
この時、打撲と言うより挫傷、
いわゆる肉離れの状態になっている
やはり外傷を避けるためのパフォマンスの向上
前もってタオルやスポンジを大腿部にかませ
少しでも衝撃を減少させるべきである
またタックルに行く機会が非常に多い
これも外傷予防のためのパフォーマンス向上を
日頃の練習から意識しなければいけない
CTBはランニングコスト、バランス能力、
パススキル、コンタクトフィットネス、
すべてが必要である
これらのためには日頃の体のメンテナンスが非常に重要である


■バックスリー
WTBはチームのトライゲッターである
ランニングスピードが一番要求される
ここと言う時の俊敏性
ステップを切ったりとっさにトップスピードになれる身体感覚
無酸素運動を必要とされる
そのためにはいつでも加速出来る体勢
有酸素運動も必要とされる
ケアーとしては腰、股関節、下肢の柔軟性
持久力強化のための体全体のケアー
これらが大事である
また急なステップを切るため
捻挫に対する予防も重要である
FBはチームの最後尾に位置し
ゲーム全体の動き、流れを常に意識しなければいけない
そのため視野の視野の広さ、集中力を求められる
その際のプレー範囲、移動距離が広大であるため
持久力(有酸素運動)を求められる
またBKラインへの参加の際には
一瞬のスピード、無酸素運動を求められる
また高いキックスキルを求められるポジションでもある
Groin painへのケアーは重要である
とっさの俊敏性のための腰、股関節、下肢ケアー
持久力を求められる体全体へのケアーは
WTB同様に重要である

(ラグビー選手の一般的治療)
基本的治療はどのポジションも同じです
【腹部〕
腹部は非常に重要です
これはラグビーに限らず
どの競技も同じです
私は体の骨格以上、痛みの根源、筋肉のアンバランスは
内臓から始まると考えています


【肩】
ラグビー選手は肩を傷める事が多いです
常に柔軟性を付けて置く事です
肩の動きが悪ければ
肩板損傷、上腕二頭筋長頭腱炎、Slap lesionの原因となると考えています
また私は肩鎖関節にもアプローチをかけます
そうする事で肩の動きは良くなります
そして肩鎖関節損傷の予防にも
完全ではないにしろ
ある程度は予防出来ると考えています


【首】
首は言うまでもなく重要です
とくにフロントローは神経根が圧迫されています

【腰】
とにかく腰痛が多い!
腰椎分離症の選手も多いです
しっかり治療します

【股関節】
高校ラグビー全国大会は一日おきに試合があります
股関節をほぐす事で相手チームとの足の動きの差
必ず付けれると私は確信しております
もちろん施術をした方が動きも良くなり軽やかです


【ハムストリングス】
ハムストリングスも重要です
大腿二頭筋肉離れの予防
また大腿二頭筋をほぐす事で
膝関節の前方への動きの制限をかけやすくなります
そうする事で前十字靭帯のセンサーに働き
前十字靭帯断裂の予防にもなると私は考えています


ラグビーというスポーツは
とにかく外傷が多いです
外傷というのは咄嗟の怪我です
しかし、私は上記している事を意識し
体のケアーを怠らなければ
完全ではないにしろ
外傷の予防になると考えています
長々とラグビーの障害について書きました
しかし、これだけをしていれば良いという事は
絶対にありません
ラグビーは若い方ばかりがプレーしているのではありません
クラブチームによれば
60、70歳になられても
現役でプレーされている方はいくらでもいます
しかし外傷は付いて来ます
少しでも予防してラグビーを楽しんで欲しいです
超一流選手もローリングを受けておられます
(元日本代表cap3、元NECグリーンロケッツ、元NTTドコモ レッドハリケーンズ、
元神戸製鋼コベルコスティーラーズ、水山尚範氏)

(NTTドコモレッドハリケーンズ 松川太郎選手)

(NTTドコモレッドハリケーンズ 吉岡宏樹選手)

※吉岡選手を治療

(NTTドコモレッドハリケーンズ 元日本代表主将cap48 箕内拓郎選手)

※試合前、宿舎で箕内選手を治療

(痛みを訴える選手へはその場での施術を施します)
※菅平合宿で痛みを訴える選手へのその場での施術

(菅平合宿、宿舎での選手のコンディショニング)

ラグビー治療院
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